2013/02/24

Extraordinary Golf Seminar

Golf の Inner-GameコーチのFred Shoemakerの著書を以前紹介しました。

Fredが、私もよくプレイをするゴルフ場でセミナーを開くということで、参加してみました。



参加者は40名ほど。
金曜の夜ということもあり、ゴルフ場のクラブハウス内にあるセミナー会場にはおのおのビールやワインなどの飲み物をもって集まりました。

非常にリラックスした感じで、質問もたくさん。。。



Fredの話で面白かったのは、、

- ゴルフはPhysical (物質的) , 人間がMental(メンタル)

- ゴルフを学ぶということは、自分で気付くこと。いろいろと「ああでもない、こうでもない」とか治すことではない。。より多くのことに気付くことで、ゴルフは上達する!

- ひとぞれぞれの自然なスイング、自然なタイミングに気付くことで、スイングもより効率的に、パワフルになり、ゴルフの上達に繋がる

-アマチュアの多くは、スイングの途中で、ターゲットがボールに変わってしまう。。
(ターゲットはターゲット!)


-ゴルファーのスイングはみんなそれぞれ特有で、流行のインストラクションとかメソッドがしっくりいくプレイヤーは本の一握り。

-集中力は、ある時間内、一つのことに自分の注意をむけること。鍛えることでその集中力を養うことができる。

等々。





ぜひ、チャンスが本もあったら読んでみてください。


面白い情報がいっぱいです。



自然なスイングでExtraordinaryのゴルフが体験できるかも!!

2013/02/22

Golf Pilates & Virtual Golf Lesson Workshop Schedule!

ゴルフピラティス&バーチャル・ゴルフレッスン ワークショップでは、新しいシリーズを3月から開催します。

アジェンダ、スケジュールは下記の通り。






「理想のゴルフスイングのためのPilates トレーニング」5回シリーズ



2013年3月23日(土) 13:00~14:30
理想のスイング(1):スムースな体重移動とバランスのいいフィニッシュ
~下半身、バランス感覚のトレーニング~

2013年4月20日(土) 13:00~14:30
理想のスイング(2):正確性の高いショット ~スライスやフックでお悩みの方に~
~コア・上半身のトレーニング~

2013年5月25日(土) 13:00~14:30
理想のスイング(3):飛距離アップ
~コア・下半身のトレーニング~

2013年6月15日(土) 13:00~14:30
理想のスイング(4):反復性の高いアプローチ&パッティングストローク
~コア・上半身のトレーニング~

2013年6月29日(土) 13:00~14:30
理想のスイング(5):持久力アップ - 最後の3ホールに集中するために -
~下半身・コアのトレーニング~

費用:4200円(税込み

次回から地方や、米国在住の方も参加できるように、Virtual 参加枠を整えます。詳細は追ってお知らせします。

内容や日時は変更される場合もありますので、Web, Facebook, Blog、E-mail等のアップデイト情報にご留意下さい。








どうぞ今後のGolf Pilates & Virtual Golf Lesson にご期待下さい。


See you soon!

2013/02/18

LPGA Webinar -Long Term Athletic Development in Canada - スポーツ選手の育て方

LPGAのEducation の一環で、Webinarが頻繁に開催されています。




どこにいても参加できるので、便利です。
たまに時差が在る分、とんでもない時間に開催されたりすることもありますが、、

今回は、カナダでジュニアのプログラムに取り組んでいるプロからのレクチャーでした。


子供たちが家の中にこもってゲームばかり、、というのはどこの国でもある問題のようです。

子供たちが楽しく、スポーツをして、健康的な生活を送るというのが目的で、いろいろなスポーツを体験できるようなプログラムを提供しています。

そのプログラムの中で、プロへの道を選んだり、オリンピック選手やレクレーションでスポーツを生涯楽しむとか、その選別をしていく(もちろん決めるのは本人ですが)のが、目的です。

オリンピック選手や、プロのスポーツ選手が子供のころの遊びから、競技として戦っていくものとしての教育を受けます。

実に、8歳~12歳の子供たちも、その年齢では、勝つのが目的ではないものの、競技で競い合う教育をうけます。70%練習、30%は競技と、相手と競い合うことを教育されます。

年齢がさらに高くなって、競技志向の子供たちはさらに競技の比率が増えてきます。

果たして日本はこんな機会が与えられていたのでしょうか?
今は与えられているのでしょうか?むしろスポーツよりも学習塾に時間もお金も費やされているような。

このプログラムでは、「スポーツをするから勉強も頑張る」というコンセプト。タイムマネージメントを学んでいくものと思います。

プログラムでは、栄養管理士やメンターもいて、食事のことの知識、メンタル的なサポートも受けられます。

地元のスポーツセンターや学校を使って、どんな子供にもチャンスが与えられます。

ゴルフもその一つ。


遊び感覚で楽しみます。


距離感のコントロールの練習


下手投げの練習ーゴルフはアンダーハンドのスポーツ

子供たちのスポーツの基本の動きとして、俊敏性、バランス感覚、コーディネーション、スピード感覚というのは大事な要素で、ゴルフのレッスンでも、走ったり、スキップしたり、ジャンプしたりという要素も加わっています。


子供を飽きずに遊ばせるというのが、大人たちの課題です。

ということで、子供たちを教えるときはもう少し走らせようかと。。。(笑)

カナダのプログラムを見て日本の子供たちのことを考えさせられました。。。




2013/02/14

Equipment Consideration - ゴルフクラブの選び方


本格的なゴルフシーズンが始まる前、いろいろなゴルフメーカーが、新製品を発売始めます。
シーズン前は、クラブを買いかえるにもいい時期と思います。

アメリカでは、結構クラブフィッティングに興味を持つゴルファーも大分多いですが、皆さんは今お持ちのクラブが自分に合っているか調べたことはあるでしょうか?

ゴルフレッスンで実際にスイングについてのアドバイスをする前に、皆さんが今お持ちのクラブが、本当に皆さんに合っているかも確認しています。






まだ始めたばっかりなので、何でも同じ」

と思ったら間違いです。自分のレベルにあったクラブヘッドの形状、長さ、シャフトの硬さ等を選ぶ必要があります。最近ゴルフを始めた方がタイガーウッズのモデルを使っていたら、苦労することになります。上司のお下がりをもらったりしたゴルファーは是非、相談してみてください。


「旦那のお下がりを使っています」

という奥様方もいらっしゃいます。男性のクラブは女性には、とても重くて、シャフトも長いです。インストラクターやゴルフショップで相談することをお勧めします。




<自分のクラブの確認事項

1)クラブのロフト(フェイス面の角度)は合っているか?
特にドライバー。ドライバー等に書いてある「10」とか「9.5」というのは角度です。数字が低いほど、フェイス面が立っているということになります。数字が低い(ストロングロフト)だとボールが低くなります。

2)シャフトの長さは適正か?
短すぎたり、長すぎたりすると、正しいポスチャー(構え)をするのが難しくなります。

3)シャフトの硬さ、シャフトの特徴(先調子、中調子、元調子等)は、自分のヘッドスピードに適しているか?
シャフトが硬すぎたり、柔らかすぎたりすると、ショットが安定しません。


4)クラブヘッドの形状は、自分のレベルに応じているか?
- キャビティバック、マッスルバック、オフセット等
- ヘッドの形状を選ぶにはプレイヤーの嗜好も重要です。5)グリップの大きさは、自分の手の大きさに合っているか?
-自分の手の大きさに対して大きすぎると、ボールは右に行きやすくなります。
-小さ過ぎるとボールは左に行きやすくなります。


6)ライ角(クラブのソールとシャフトの間にできる角度) は、自分のスイングに合っているか?
-ライ角がストロング(立ちすぎている)とプルショット(引っ掛け)の原因になる。
-ライが自分のスイングに対してウイーク(ねている)だと、プッシュショットの原因になる。



7)クラブのセットアップ
男性のヘッドスピードで一番手(ロフトにして4度)違うと15ヤードから20ヤードの違いがあります。



クラブとクラブの間に大きな差があるようであれば、クラブのセットアップを見直す必要があります。
: 1>
アイアンは4番アイアンまで持っているが、4番アイアンは良く打てない。フェアウェイウッドはまったく打てないので、バックから抜いている。
5番アイアンの距離は165ヤード。
ドライバーの距離は240ヤード。
この方の場合は、ドライバーの後に打つクラブは5番アイアンで、170ヤード、180ヤードといった距離は狙えません。よって難しいアプローチが残ります。

そういう場合は、ユーティリティクラブを一本入れてみると、自分のゲームが楽になると思います。


<例: 2>
最近はアイアンのロフトが大分ストロングになっていますので、皆さんのピッチングウェッジは44度とか、45度かもしれません。
ピッチングウェッジの距離が130ヤードで、その後のクラブが80ヤードしかとばない56度のサンドウェッジだったら、50ヤードのギャップがあります。その50ヤードをピッチング一本で打ち分けるのは難しいです。
そういう場合は一本、アプローチウェッジを間にいれると楽になります。

「いかに14本のクラブを距離の差が出ることなく設定するか」
そういうことも確認し、アドバイスするようにしています。

その他、クラブ以外、グローブの大きさとか、グリップの減り具合とかも見ています。ウェア、サングラス、シューズ等ゴルフ用品も、大分進化してますので、新製品の情報等もアドバイスしています。

自分に合ったクラブを使うことは、ゴルフを上達するための近道です。
クラブにあわせるのでなく、自分に合ったクラブを選んで下さいね。

もっと詳しく知りたい方は是非、レッスンに自分のクラブを持ってお出かけ下さい。

最近はヘッド、グリップなどの色も選べたりしていろいろとクラブ選びも楽しくなっています。


Ladies Driver


Men's Driver









2013/02/08

Swig Slot - ダウンスイングのプレーン-

前回のブログで、バックスイングのプレーンのパターンについて紹介しました。

Power 3 Golf Biomechanicsでは、ダウンスイングのプレーンをスイングスロット(Swing Slot)として説明していますが、今日はダウンスイングのプレーンのパターンについて紹介します。

Swing Slot(ダウンスイングのプレーン)も3パターンあります。


1) Hip Plane Slot (お尻のライン)
おへそからももの付け根の間で、クラブがおりてくる





2) Torso Plane Slot (お腹のライン)

胸骨からおへその間でクラブがおりてくる




3) Shoulder Plane Slot (肩のライン)

肩の付け根から胸骨の間でクラブがおりてくる




レッスンでチェックする点ですが、 ダウンスイングのプレーンがアドレスのポジションにマッチしていると、クラブが振りぬきやすくなります。

ダウンスイングで手が縮こまってしまって苦しい感じがあるプレイヤーは、ダウンスイングのプレーンが違っているかもしれません。


Swing TrackがLowでもHipラインとは限りません。TorsoやShoulderの可能性があります。
それぞれの組み合わせの可能性があります。

ダウンスイングのプレーンもプレシャーを掛けてチェックすることもできますが、簡単にチェックする方法があります。


親指を立てて、右腕を肘から肩に向けて曲げます。

写真のプレイヤーは上腕が長いのでHip Plane


上腕が肘からしたの部分より長い場合は、Hip Plane(お尻のライン)、
同じ長さであれば、Torso Plane(お腹のライン)、 肘から下の部分が長い場合は、Shoulder Planeと考えられます。

私はTorso Planeでセットアップも少し高め。あまり小さく構えません。



ぜひ、お試し下さい。

もちろん詳しく知りたい方はレッスンにお出かけください。


EdはShouler Plane!






2013/02/03

Swing Track - 3つのバックスイング・プレーンのパターン-

Power 3 Golf Biomechanics のアプローチでは、バックスイングのスイングプレーン(スイングトラック)も次の3つのオプションがあると考えています。

Low Track        Mid Track        High Track



1) Low Track (低い軌道- バックスイングのトップが肩のラインより低くなる)、 フラットなプレーン


Low Track プレイヤー例: Ben Hogan, Justin Leonard, Lee Westwood 等




2) Mid Track (真ん中の軌道 - トップが肩のライン)、最近人気のあるプレーンのパターン 

Mid Track プレイヤー例: Tiger Woods, Greg Norman, Annika Sorenstam 等


3) High Track (高い軌道、トップが肩のラインより高くなる)

High Track プレイヤー例: Jack Nicklaus, Colin Montgomerie, John Daly 等




プレーン(Inclined Plane)というと斜めになっている面のことですが、ゴルフのスイングプレーンは肩とクラブヘッド(クラブフェースもしくはクラブのスイートスポート、Ben Hoganはボールといっていますが)で描かれる面ですが、バックスイングのプレーンと、ダウンスイング(フォワードスイング)のプレーンがあります。

Power 3 Golf Biomechanics ではバックスイングのプレーンについては、スイングトラック、ダウンスイングのプレーンについては


スイングプレーンについては、Ben HoganのFive Lessons- The Modern Fundamentals of Golf - (1957年)のガラスのプレーンが有名な引用です。

ガラスの面が頭からボールに向かってあると想定して、バックスイングはその面のしたで回転していくというもの。




もし「手が高く上がって、ガラスを割って外に出てしまったら、スイングは大変なことになる
と警告しています。

バックスイングのプレーンはベンホーガンの言うように、スイングの正確性に関係する大事な部分です。

ホーガンの理論では、Low Trackや、Mid Trackは有効であっても、High Trackは問題外のところでしたが、最近では、High Trackのプレイヤーの活躍もあり、有効なオプションの一つとなっています。


身長と、腕を横に広げたときの長さを比較して、腕が短いときはLow Track、長いときはHigh Trackと言われます。

またボールを使って、プレッシャーを掛けて、テストすることもできます。(テストは自分のスイング・パスのパターンをつかってテストします)


彼はLow Track(低い軌道)のプレイヤー



-プレッシャーテスト- 
トップでのバランス感覚、強さを確認します。



トップの位置が気になる方!スイングが安定しない方!トランジションで苦しい、動きにくい感じが在る方!

必須です!ぜひ確認してみましょう!


次回はダウンスイングのプレーンのパターンを紹介します。