2018/10/19

2018年一時帰国中のスタジオでのレッスンのフォーカス

今年の一時帰国中のレッスンは、下記の通りで予定しています。


場所:ドライビングレンジ日比谷 (日比谷駅から直結)
*施設には、レンタルクラブ、レンタルシューズの準備もあります。
*すべての打席にゴルフシミュレーターが設置されています。

プレイベイトレッスンが可能な日

11月7日(水)13:00~19:00
   8日(木)11:00~19:00
   9日(金)16:00~19:00 
  14日(水)11:00~18:00

*予約が入っている時間帯もありますので、詳細はお問い合わせください。

プライベイト・レッスン費用:15,000円 (施設使用料込)/60分 


レッスンもプレイヤーのゴールにもよりますが、次の3つにフォーカスしてレッスンしていきます。

1.ファンダメンタル・レビュー

レッスンでフォーカスするファンダメンタルは次の通り。

1)ターゲット志向のスイング



2)クラブフェイスはスイングのアークに対してスクエア
3)体重移動をしてフィニッシュまで振り切る



4)自然なリズム
5)スイングのタイミング

ファンダメンタルのレビューはすべてのレベルのプレイヤーに有効です。
ファンダメンタルがしっかりしていれば、プレッシャーのかかる場面でも自分のプレイをすることができます。

2.バイオスイング・ダイナミクス

ファンダメンタルに取り組んだあとは、バイオスイング・ダイナミクス理論に基づき、プレイヤーに必要なテクニックに取り組み、有効なドリルを紹介します。

バイオスイング・ダイナミクス・ゴルフレッスン
フロリダでのバイオスイング・ダイナミクスのトレーニング
日本でバイオスイング・ダイナミクス紹介セミナー開催して

スイング軸、スイングパス(後ろ側の腕のアクション)、スイングアークのコンビネーション等々。

バイオスイング・ダイナミクスのスクリーニングをすることで、こんなことがわかります。

1)理想的なトップの位置

手首の使い方、上半身下半身の回転の仕方、腕の長さと身長の関係で変わってきます。


2)スウェイやスライドの原因
3)理想的なインパクトの形 - ダフリやトップの多い方には有効です。





4)縦の動きの使い方(飛び上がるような動きが合っているゴルファーも頭の位置が変わらないゴルファーも存在します)







5)デリバリー・クラブのリリース方向








6)自分のスイング、体の構造に合ったグリップ





3.アスレティック・シークエンス

パワーがが欲しいゴルファーに、有効なパワーの使い方をレッスンします。
ゴルフスイングでは、地面からの力を足から、体、腕からクラブ・ボールに伝えてきます。







力強いスイングはポスチャーから。アスレティックな動きやすいポジションを確認します。


ゴルファーに有効なパワーの動きの順番を確認し、スイングに活かしていく練習をします。


ゴルファーに有効なダウンスイングの最初のスクアットのポジション。(それぞれのゴルファーに合う、タイミングがあります。)



スマッシュ!





アスレティックな動作のシークエンス例



日本でできるだけたくさんの皆様にお会いできることを楽しみにしています。
宜しくお願いします!




2018/10/17

2018年ラウンドレッスンでのフォーカス

今年の一時帰国は11月6日~15日です。

11月13日(火)には川越GCでコースレッスンを開催予定です。








コースレッスンでは、まずその日の生徒さんのゴール(スコアではなく、どんなことを学びたいか、達成したいか)を確認します。

生徒さんのその日のゴールに応じて、練習場でウォームアップのスイングを確認してから、パッティンググリーンでパッティングのレビューを行います。




こんな感じのパッティング・ティップも紹介できると思います。




ショット、パッティングのその日の傾向を確認します。





ウォームアップのときのフォーカスはリズムとタイミング。あまりスイングのメカニズムを話すときではありません。

ラウンド前にはその日のゲームプランを話し合います。

ゲームプランはその日一日を通して、徹底しておこなうことです。

例えば、LPGAのBrritoney LangはUS Women's Openで優勝したときに、’ロープの外やリーダーボードは気にしない、自分自身のことに没頭する’というのが、ゲームプランで、フィーリングを大事にプレイするというのがフォーカスだったようです。

私の生徒さんでは、「ターゲットを向いてフィニッシュする」とか「ショットをビジュアライズしてからプレイする」とか。



プレイの状況が変わっても、まったく変わらないものがゲームプランです。

コースでは、コース戦略を確認します。





コース戦略は、プレイヤーのゴール、コースのコンディション、自分のボールの状況、天気、自分のコンディション(身体的なもの、メンタル的なもの)、その日の調子等々に基づき、最適なオプションを選択します。



コースでは、実際にゴルフショットをプレイする時間よりもショットとショットの間の時間の方が長いので、その時間の有効な使い方、ポジティブ、ハッピーでいられる状態を確認します。

自分のショットをプレイするときは準備のルーティン、プリショットルーティン、プレイした後のポストショットルーティンも重要です。いつもの練習の成果を実践で活かすためには欠かせないプロセスです。

ということで、自分のプレイに最適なショットプロセス等についても確認していきます。

ということで、ラウンドのフォーカスは、ルーティン、ゲームプラン、コース戦略、ショットとショットの時間の使い方という感じになると思います。

ショットのことばかり考えず、美しい景観を楽しむのもゴルフの醍醐味


もちろん、ショット、ショートゲーム、パッティングのアドバイス等もしていきます。

ぜひこの機会をご利用下さい!
皆様の参加をお待ちしています。




2018/09/25

2018年一時帰国中のゴルフレッスンスケジュール

今年の一時帰国は、11月6日から15日で予定しております。一時帰国中は下記の通り、レッスンを行う予定です。是非この機会をご利用下さい。

日本の皆様へのメッセージです!



レッスンご希望の方は、Kunigolf@gmail.com までご連絡下さい。

1)プライベイトレッスン *レッスン受付中*

バイオスイング・ダイナミクス理論をもとにした、プライベイトレッスン。
プレイヤーのレベルに応じて、ファンダメンタルレビューを行い、プレイヤーにあった、スイングのテクニック、有効なドリルを紹介します。










特に今回のレッスンでは、パワフルなスイングをするために、地面からの力を活かすためのテクニックを紹介します。




プレイベイトレッスンが可能な日

11月7日(水)13:00~19:00

   8日(木)11:00~19:00
   9日(金)16:00~19:00 
  14(水)11:00~18:00

*レッスンの時間は、練習場の空き状況にもよりますので、お早目にご連絡いただけると幸甚です。


場所:ドライビングレンジ日比谷 (日比谷駅から直結)
*施設には、レンタルクラブ、レンタルシューズの準備もあります。
*すべての打席にゴルフシミュレーターが設置されています。

プライベイト・レッスン費用:15,000円 (施設使用料込)/60分 


2)コースレッスン *プレイヤー募集中*

11月13日(火) 川越グリーンクロス





スタート時間: 9時15分 北コース
プレー料金:12,164円(ランチ込み・税込)
ラウンドレッスンフィ:17,000円(税込・講師費用込み)
レッスン内容:コースでコース戦略はもちろんのこと、シチュエーションに最適なテクニック、メンタル面の準備等についてレッスンします。



それでは、日本で皆様にお会いするのを楽しみにしています。
宜しくお願いします!





*レッスンの予定は変更になることもありますので、詳細はティシュラー久仁子までご確認下さい。

2018/02/01

BioSwing Dynamics Education in Orlando, Florida

毎年この時期にフロリダ州のオーランドでPGAショウが開催されますが、期間中はもちろんのこと、その前後には、色々なセミナーや認定コースが行われます。

BioSwing DynamicsもPGAショウの後に、Education Seminar が開催されました。






今回は、Mike Adams, EA Tischler はもちろんのこと、バイオメカ二スト、著名インストラクターも加わってさらに充実したセミナーでした。




今回私にとって新しかったのは、Kinetic Sequence (効率的なフォースの使い方の順番)


Kinematics は運動学で、モーション動きに関しての研究です。

Kinetics は動力学で、モーションを動かすためのフォース(物理的な力)の研究です。

LPGAやTPIではおなじみので、取り上げられるのは、Kinematic Sequence (体の動きの順番)で、パワーの動きの順番は、骨盤⇒胸⇒腕⇒クラブの順番がよいとされています。しかしながら、 PGAツアーの勝者57名を対象にリサーチした結果では、42%が骨盤⇒胸⇒腕⇒クラブの理想的な順番、35%は、骨盤⇒腕⇒胸⇒クラブという順番、PGAツアーで優勝したプロの中でも腕や、胸が最初というプレイヤーもいたようです。

そこで注目したのが、Kinetic Sequenceで、こちらは、95%のツアープレイヤーが理想的な順番でフォースを応用してプレイしているようです。


ゴルフスイングで使う3つのフォースは下記の通り。

ー 横の力(Glide) 
ー 回転の力(Spin) 
ー 縦の力(Launch)

バイオスイング・ダイナミクスでは、スクリーニングによって、プレイヤーが第一のパワー源として、横(右から左*右利きの場合)をつかうのか、スピンの力を使うのか、縦の力を使うのが効率的か、第二のパワー源としては、どのフォースを使うのかということを割り出します。回転の動きのプレイヤーも、縦の動きのプレイヤーもバックスイングのトップで後ろ足踏み込んで前足踏み込むという動きは欠かせません。 スコット・リン博士がいわく、フォースの使い方の度合いは違うにしても、全てのプレイヤーがのこの3つの全てのフォースを使っています。

Kinetic Sequenceを説明するバイオメカ二ストのスコット・リン

フォースの順番は、Glide(右から左の横の力)、Spin(回転の力)、Launch(縦の力)が理想的。回転や縦の動きが早く始まってしまうと効率的ではありません。





フォースを確認するには、フォース・プレートが効率的で、どのような順番でどのくらいフォースが使われているかを確認することができます。




バイオメカ二ストの説明では、「フォースが動きを生み出す」という事で、スイングの間違いは物理的に説明できるということです。オーバーザトップのようなポジションだと、そのあとの動きは自然と想像できるとか。。。フォースを変えるものには、人間の意志があります。プレイヤーの心持を確認するのも大事です。

今までは、スクリーニングをしたこうした方がいいとか、ああした方がいいとかいっていた形も、クラブがこの位置にあったらこうなる とか、グリップをこう握ったら、クラブはこの方向に動くとか、、、科学で説明できるということのようです。。

まあロボットでなく、人間がゴルフをプレイするので、科学だけでは証明できないところはたくさんありますが。

ということで、これからスクリーニングして、パワー源を確認して、そのプレイヤーにあったシークエンスを確認していきたいと思います。

グリップの重要性も再確認しました。ツアープレイヤーのコーチである、Terry Rowlesのリサーチで、ツアープレイヤーもいろいろなグリップがあり、それも物理的に体がどう動きたいのか、プレイヤーは意志的にどう動きたいのかのコンビネーションで、いろいろな右手、左手の組み合わせがあります。


ターゲットに対して、後ろ側の前腕が、ダウンスイングで上を向いて動くアンダーのタイプのゴルファーでもアンダーのグリップで、プレイしやすいプレイヤーと、反射的にそのポジションだと、強く手首をリリースしすぎてしまうプレイヤーもいるとか。

グリップはモーションを変えるということで、実際にグリップを変えて体験してみました。



グリップは大事なクラブとのコネクション。慎重に確認していきたいと思います。

3日間のセミナーでたくさんのことを勉強しました。

バイオメカニクスも物理学なので、数式がたくさん出てきて、まだ数式にはすぐに反応できませんが、何度も聞いているうちに少しづつ理解できたような感じがします。

テクノロジーの進化により、ゴルフのティーチングもバイオメカ二クスの研究も大きく進化しています。バイオスイング・ダイナミクスの進化しています。今回も世界各地からインストラクターが集まり、活気のあるセミナーでした。最新のゴルフティーチングの動向を確認するのには良い機会だと再確認しました。






さらに進化したバイオスイング・ダイナミクスを、レッスンにも適用していきたいと思います。
今後のレッスンにご期待下さい!