自分のライン、自分のプレイに何か迷いがあると、自分の目がいろいろに動いて、自分のモーションにフォーカスできず、ボールを超えて結果を追いかけてしまう傾向があります。
普通のショットでも、自分のスイングに集中して、フォロースルーをして自分のボールがターゲットの方に来るのを待って、スイングをフィニッシュするイメージです。
特にパッティングでは顕著です。
マスターズでのババのパッティングは圧巻でした。
カップにボールが入るまで頭が全く動いてませんでしたね。
ジョーダンは素振りもしないで、ラインを見てフェースを合わせたら、すぐパットして、非常にルーティンが短かったですが、後半は何度も何度も構えなおして、非常に時間がかかっていました。
今までにないプレッシャーがあったのでしょう。
Quiet Eye(落ち着いた目)というテクニックがあります。
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QEのテクニックはデビ・クルーズ博士の本に紹介されています。 |
モーションが始まる前から、終わるまで目の位置をそのまま保つというテクニックですが、リサーチでは、スキルの低いゴルファーが1~1.5秒なのに比べて、スキルの高いゴルファーはQuiet Eyeを2.5~3秒保つことができます。
目を瞬きするのは、不安がある証拠です。
何か知らないこと、未体験のことがおこると瞬きしてしまいます。
目がいろいろなところに動いてしまうと、自分のフォーカスもいろいろに動いてしまいます。
Quiet Eyeのトレーニングをすると、プレッシャーを感じる大事な場面でも、ラインのイメージがもっと鮮明になり、不安な要素を減らすことができます。
自分の目とボール、ターゲットと結びつけるとよりよいパフォーマンスがえられます。
私は、パッティングのとき、カップを見ながら素振りをします。
ビジュアルのイメージを体に伝えて、ターゲットと自分を結びつけるイメージです。
ボールの前に構えたら、カップとボールの間に見つけたターゲットにフォーカスして、パッティングします。
カップは見ません!
自分のストロークが終わったあとに頭を上げてボールがカップに入ったのを、カップに近づいていくのを確認します。
カップをずっと見ながらパットするといいプレイヤーもいます。
いろいろと自分に合うQuiet Eyeのスタイルを試してみるといいと思います。