2012/08/24

ゴルフレッスンに来るときの心構え ~ Empty your cup ~

「禅ゴルフ」の冒頭に、「ティ・セレモニー」の話が書いてあります。



この話は私がゴルフレッスンを受けに行ったときコーチに、「この話をしっているか?」と聞かれました。私には、禅の教えのこの話がちんぷんかんぶん???でした。この話はあまりにも、有名で、プルース・リーの本の中にも紹介されています。


*そうです!あの武道家で、哲学者、映画監督、脚本家もしたブルース・リー。


「ティー・セレモニー」とは、こんな話です。

「若者は禅に関して探しうる全ての著書を読破し、偉大な禅師のことをきいて、面会を求めた。若者は禅について理解したことを告げ、ひとしきり薀蓄を傾けた。

しばらくして禅師はお茶にしようといって、若者の目の前の茶碗にお茶を注ぎ始めた。

禅師はお茶を茶碗がいっぱいになるまで注ぎ、それでも注ぎ続けた。茶はあふれ、こぼれ落ちた。

若者は我慢できなくなって「お止め下さい。茶碗はいっぱいでこれ以上注ぐのは無理です」と叫んだ。

そこで禅師は手を休めてこう言った。

「お前の心はこの茶碗と同じで、身勝手な意見や先入観でいっぱいである。茶碗を空にしないで何を学べるというのか」

幸いにして、私のところにレッスンにいらっしゃる方はかつての私が先入観いっぱいの弟子であったのと違って、茶碗を空にして、全てを理解しようとして、いらっしゃいます。

ゴルフの技術については、本やビデオ、インターネット等でたくさんの情報を入手することができます。それを取捨選択して自分の役立つものだけ取り入れていかなければ、お茶碗からあふれてしまいます。

新しいことを学ぶときは

「そんなことは私には到底できない」「今までやっていたことと違う」

という先入観を捨て、コーチに言われたことを試してみてください。

新たな発見があるはずです。

レッスンにいらっしゃるときは、お茶碗を空にして、お出かけ下さい。


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