ラリー・ミラーの本に面白いエピソードがあります。
彼は1970年代にPGAツアーのプレイヤーとして活躍したあと、ゴルフを教え始めました。
彼は、一度もプレイしたことのないアメリカのプロ・フットボール(NFL)のプレイヤー達にレッスンをしたときのことです。
ラリーはマイクを使って、9番アイアンのショットの打ち方を説明しました。
説明をしながら、彼が、基本のショットを20~30球見せたあとに、振り返って一人のプレイヤーを呼びました。
ラリーはそのプレイヤーに
「僕が説明して見せたとおり、ちょっとスイングしてみて」
と頼みました。
彼は、急いで振ることなく、スムーズで、ゆっくりのテンポでいいスイングをしました。
ラリーは、プレイヤーに
「彼の頑張りは、素晴らしい」と賞賛し、
「それでは、球を打ってみよう!」
といって、ゴルフボールを彼の前に置きました。
彼の前にボールを置いたとたん、フットボール選手の彼は、クラブを大きく上まで振り上げ、大根切りのような打法で、9番アイアンのヘッドで思い切り地面を叩いた。。。
ラリーは著書の中では、
「あの時、私は「打ってみよう」というようり、「スイングしてみよう」と言うべきだった」
と振り返っています。
「あの時、私は「打ってみよう」というようり、「スイングしてみよう」と言うべきだった」
と振り返っています。
「打つ」
という表現は、いい表現かもしれませんが、ゴルフスイングをするときには、心理的にあまりうまく機能しないようです。
「ひっぱたく」というイメージが強いのでしょうか?
そこでラリーは、このゴルフクリニックの後、
「クラブをスイングする」
という表現を使うようにしたようです。
確かに、、野球やテニスのように向かってくるボールに対して、「打ちにいく」というのは適切かもしれませんが、ゴルフのように止まっているボールに、長いシャフトの先で、コンタクトするときは、
「いいスイングをして、その過程でクラブヘッドがボールを捉える」
という考え方が適切です。
そういうことで、New Horizons Golf Approachのゴルフレッスンでは、「球を打つ」のでなく、「スイングする」という表現を使っています。
スイングの方が、力が入ってなくてリズムがいい感じ。。。 |
言葉からくる潜在的なイメージはとても影響が大きいです。
それでは、今週もゴルフ場で、練習場で気持ちよくスイングしていきましょう!
****Holographic Golf ****
Larry Millerは著書でこのように述べています。
少し前の本ですが、中々印象的な本です
スイングで大事なポジションは
1)アドレス
2)バックスイングのトップポジション
3)フィニッシュ
「その3つがうまく出来ていれば、テークバックは低く出すとかまっすぐ出すとかコックがどうだとか
全く考えなくていい! 」 。
正しいポジション1を取れば、正しいポジション2が取れ、正しいフィニッシュが出来る。。。と。
全く考えなくていい! 」 。
正しいポジション1を取れば、正しいポジション2が取れ、正しいフィニッシュが出来る。。。と。
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