2012/12/21

Swing Path  -自分の体に合った肘・前腕の使い方-

スイング軸のチェックは効率的にスイングしていくのに大事な要素でしたが、今回のスイング・パスの確認は、体に無理なく気持ちよくスイングしていくために、またさらにショットの正確性をアップするのに大事な要素です。

スイング・パスは、バックスイング・ダウンスイング時の肘から手首までの前腕の使い方(利き手)に関係しています。


スイング・パスのオプションは下記の3つ。

1)オン・トップ (カバー)

インパクトで利き手の手の甲が上にくる。(前腕・手のひらが下向き)
ボールを上から下に投げるイメージ。

プレイヤー例:ピーター・シニア

2) サイド・オン 

肘が右脇といっしょに動く。スイングアークに対して、サイド・オン。
ボールを両手でサイドに持って、ターゲットから45度の方向に投げていくイメージ。

プレイヤー例:タイガー・ウッズ

3)アンダー

ダウンスイングで、前腕が上を向いてくる。
右ひじを上に向けて、石を川の上でスキップさせるようなイメージ。

プレイヤー例:セルジオ・ガルシア、フィル・ミケルソン

どのタイプが自分に合うかは、いくつかのテストをして確認することができます。

スイング・パスは、ダウンスイング・インパクトの肘の使い方だけでなく、インパクトの後クラブをどの方向にリリースして、フィニッシュまでスイングしていくかに関係してきます。

ベン・ホーガンはサイド・オンのversionの一つのサイド・カバーだったと考えられています。
私の生徒さんでも、サイドアンダーとか、上の3つのオプションの中間という方も多くいらっしゃいます。

これは手が肩からどのようにぶらさがっているかということにも関係してくるので、人によって個人差があって当たり前です。

自分の体の通りにスイングしていったらスイングしやすく、反復性も高くなります。

自分の体に反したスイングをしようとすると、怪我の原因にもなりますし、反復性を高めるのは困難です。

次の方法で簡単にチェックできます。


左手を胸に交差させて、バックスイングのイメージを確認します。そのあと両手の平をつけてアドレスします。



アドレスのポジションから両手をつけたまま、バックスイングします。手の甲が上を向いたらオン・トップゴルファー。


バックスイングをして、右ひじが右脇に自然にくっつく感じだったら、サイドオン・ゴルファー。

バックスイングをして、手のひらが上を向いたら、アンダーゴルファー。


さらに詳細に調べたい場合は、レッスンで!

メディスンボールを使って、バックスイング時の強度・バランス感覚も合せて確認します。






ご参考まで、サイド・オンプレイヤーのボール・トレーニングのビデオをこちらでご紹介!





ボールを両手でサイドに構えてから、45度にボールを投げるイメージ。

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