2013/01/29

Posture Check - from Mike Adams at PGA Merchandise Show

ゴルフのポスチャーは、ゴルフレッスンでも最初に触れる部分で、安定したゴルフスイングをするのに大事な要素ですが、慣れるまでは難しい部分です。

特にコンピューターで仕事をしている人は猫背になりやすいです。

Mike Adams (米トップ100 Teacher)のプレゼンテーションで、自分のポスチャーの確認の仕方として、こんな方法がありました。


まっすぐ立って(左側の写真)、次に膝を腿の上において、膝に向かって下に下ろします。
(もしかしたら、膝に届かない方もいるかもしれませんが、、、、)

膝を少しリラックスして、バランスのいい、アスレティックなポジションを確認します。

背中が曲がったり、お尻が下を向いたりということはなくなります。

このポジションがパワーを生み出して、ボールに力をうまく伝えていく大事なポスチャーということになります。

試してみてください!


2013/01/22

A-Frame System - スイング軸を意識するためのA-Frameという考え方-

スイング軸は3通りあることを以前ブログで紹介しました。

下の3種類で、左から、左軸、中軸、右軸です。

(これは右利きゴルファーの表現です。左利きの方にはすみません!)

左軸 (前軸)        中軸         右軸(後ろ軸)   


スイング軸はパワーを生み出す大事な要素です。
上の写真のようにスイング軸を確認したら、その軸を意識してスイングしていくと、バックスイングで生み出されたパワーが効率的にボールに伝えていくことができます。

写真のように頭と、両足で三角形を意識します。それがA-frameシステムです。

頭は両足のカウンターバランスで、頭が動きすぎると、軸がぶれる原因にもなります。

バックスイングでは、その三角形の中で回転して、捻じれのパワーをボールに伝えていきます。

バックスイングでA-Frame(三角形)からお尻や膝がはみ出すと、パワーがもれていってしまいます。


またスイング軸を意識してセットアップしても、バックスイングでのスイング軸とインパクト・リリースでのスイング軸がスイッチしてしまうと、結局軸のないスイングになってしまいます。


ピボット(軸を回転する)のポイントが変わってしまうので、リバース・ピボットといって、体重移動がうまくできなくて、距離がでなかったり、ショットが安定しない大きな原因になります。

右軸でスタートして、バックスイングで左軸にスイッチしている例


左軸でバックスイングしたあとに、インパクトで右軸にスイッチしている例

スイング軸を意識してスイングするとこのようになります。

1) 左軸(前軸) スイング 

左足(ターゲット側の足)を軸に回っていきます。左腿付け根くらいに軸を意識しています。



2)中軸スイング
イメージは頭を中心とした、二等辺三角形。おへそあたりを意識していきます。


3)右軸(後ろ軸)スイング
頭も少し右(ターゲットと反対側)に傾いているのが特徴。右腿付けねくらいを意識します。



どのスイングもバックスイング~インパクト&リリースまでは軸を三角形の中で維持していますが、フォロースルー~フィニッシュは三角形の外にでていきます。

フォロースルー&フィニッシュで理想の形がとれると、そんなにひどいミスにはなりません。

終わりよければすべてよし!ですね。


A-frameシステムもスイングのタイプ(ThrowerやSwing-Thrower)によって異なります。


もしろんゴルフレッスンでも説明します!!

2013/01/20

グランド・フォースに繋がるコア・下半身のトレーニング - Golf Pilates & Virtual Golf Lesson Workshop -

パワーはGround up (地面から)ということを、以前ブログにも紹介しました。

下半身によるフット・ワークはパワーを蓄積していくために、大事なベースになります。

フットワークにより体重移動をしていきますが、バックスイング~体重移動は、お腹の下で移動していくイメージです。

バックスイングで体が上に伸び上がってしまうと、Over-the-topの原因になりショットは安定せず、距離も損してしまう原因になります。

また、足よりも外に膝がはみ出したり、お尻がスライドしてしまうと、スウェイということで、パワーがうまく伝わっていきません。

昨日のPilatesのトレーニングでは、グランドフォースのための下半身(股関節、お尻、足首の柔軟性など)のトレーニング、その下半身の上で安定してコアを動かしていけるようにコアのトレーイングも行いました。



昨日の資料はこちらからダウンロードできます。


次回は2月に開催予定です。

2013/01/16

1/19 Golf Pilates & Virtual Golf Lesson Workshop開催! - スイングの基盤になるグランド・フォースに繋がるコア・下半身のトレーニング-

今年初のGolf Pilates & Vritual Golf Lesson のワークショップが、日本時間の1/19(土)13:00~開催されます。

今回のアジェンダは下記の通り。


「自分のスキルを実践で最大限に活かすための体力づくり」シリーズ

効率的にパワーをボールにつたえるためのトレーニング
~スイングの基盤になるグランド・フォースに繋がるコア・下半身のトレーニング~

ということで開催します。

レクチャーでは、ウェイト・シフトとスウェイの違いについていも説明します。

寒い冬は練習も少なくなりがち。

暖かいスタジオで体力づくりに励むチャンスです!




是非お出かけ下さい!!

お申し込みはこちらから!

2013/01/13

5-Second Rule  - 5秒ルール: いいショットも悪いショットも5秒で忘れる!

Golf Magazineの1月号の記事で、メンタルゲームのことがのっていました。


そのタイトルも 「Think like a Champion 」 (チャンピオンのように考えろ!)


Jim Fannin という一流アスリートのメンタルゲームのコーチの記事です。

彼のクライアントには、PGAツアーのLuke Donald、ニューヨークヤンキースのAlex Rodriguez、フォーチュン500社のCEOなど。

Lukeは2003年にワールドランキングが130位のときに、彼に会い、ポジティブなイメージ(Positive Visualization)、明瞭な考え方 (Clear Thinking)とか、 マインド強化に繋がる練習ドリル等で、1年後は26位。 2006年にはトップ10入り。 去年2012年にはついに、ワールドランキング1位に。

彼の唱える「5秒ルール」は、「ショットが良くても悪くても、5秒で忘れなさい」
というもの。


Sony Open の開催されているWaialaeCCでは、二人のルーキーのLangley とHenleyが活躍中。二人はクリアなマインドで、とてもリラックスして見えます。

チャンピオンがゾーンに入るのは何も考えていないとき。リーブートして、頭はクリア(透明)で、今の瞬間に集中している

チャンピオンが、過去のことを思い出すのは、学んでいるときと自分の戦術をプランするとき。

またチャンピオンはあごがリラックスしているとも。

一番ティーで緊張したり、パットをミスしたり、醜いショットでいらいらするのも、結果を気にしているから。

「プロセスが王様だ。結果を求めるがあまり、自分がハイジャックされる」

プロセスとは、「過程」とか訳されますが、英英辞典で見ると「特定の結果に向かうための連続した動作」との説明。

自分のゴール(自分がしたいショット、コースでしたいこと)に向かって自分がしているルーティンとかのプロセスが大事ということ。

そうなるとゴルフが少し違って見えてきます。

まずは、いいショットも悪いショットも5秒で忘れて、リブートすることから始めてみてください。


明日はいよいよ最終日。ルーキーたちがどうなるか楽しみ!

2013/01/11

Wrist Lever Action - 手首の効率的な使い方-

ゴルフスイングで、手首を曲げて(hinge)、手首を伸ばす(Unhinge)というのは、大事なパワーの要素です。

手首の使い方も次の3つがあります。
自分の前腕部分と手首で一番強く曲げられる角度をスイングでも取り入れていきます。

手首の使い方は、Orange Whipのような柔らかいシャフトを使って、テストすることができます。
テストの際には、前回にお話しした、自分の体にあったグリップが重要です。


手首、前腕部分の柔軟性、強度をチェックします。
体に無理があると少し力を加えると体がふらふらしてしまいます。



Vertical Hinging のTest風景



1)Vertical Hinge (縦に曲げる)
プレイヤー例: フレッド・カプルス、アーニー・エルス等


縦の角度が一番柔軟性、強度共に優れていたらVertical Hingerです。






手首の使い方の練習は、
(1)まっすぐ立って、クラブをおへそからまっすぐ地面と平行にセットして
(2)手首を自分の方に曲げます。
(3)その角度をたもったまま、アドレスします。
(4)その角度のままトップに持っていきます。




Vertical Hingeの特徴はトップでクラブのリーディングエッジが左手前腕よりも縦に近くなります。



2)Horizontal Hinge (横に水平に曲げる)

プレイヤー例:ベン・ホーガン、デビッド・デュバル等

横(水平)の角度がいちばん,しっくりいったら、Horizontal Hingerです。


Horizontal Hingeの練習は、手首を横に曲げていくところ(2)が先ほどのVerticalと異なります。



トップの位置は左前腕よりも水平になります。クラブヘッドが空を向くイメージです

3)Diagonal Hinge (斜めに曲げる) 
ジャック・二クラウス、タイガーウッズ 等

斜めの角度が一番強かったら、Diagonal Hingerです。



(3)の写真はわかりにくいですが、クラブは水平ではなく斜め45度に出ています。


トップの位置で、クラブフェースのリーディングエッジは左前腕と平行になっています。

手首の使い方で、理想的なトップのクラブヘッドと腕の関係が少しずつ異なります。

ゴルフレッスンでは、いつでも手首のポジションをチェックできます。
(Power3GBiomechanics 特製のツールを使います!!)


手首の怪我は、肘、肩へと繋がります。
自分の体に合った手首の使い方を心掛けましょう。
パワーも倍増です。

詳しくはこちらもご覧下さい。




2013/01/06

How to hold your club - 体に無理のないグリップの仕方-

クラブの握り方については、ゴルフインストラクションの本でも最初の方にでてくる項目です。

クラブと体を結びつけて、パワーを効率的に伝えていくにはとても大事な要素です。

重要ですが、最初から自分にしっくりするグリップを見つけるのは難しいかもしれません。
ゴルフの練習を続けながら、自分のスイングに合ったグリップを見つけていくようにしましょう。

最初からなかなかうまくいかなくても大丈夫です。

グリップに関しては、いろいろと本や雑誌で紹介されていて、いろいろたくさんのチェックポイントがありますが、ゴルフレッスンの最初では、次のことを気をつけてクラブを握ってもらうようにしています。

1) 右利きの方は、右手がスクエア(利き手の手のひらがスクエアになるように構えます。)

グリップが手のひらを斜めに交差するようなイメージです。



2)左手は左手がどのように肩からぶら下がっているかに注目!




(1) (左の写真)自然に立ったときに手の甲が見えるプレイヤー

左手のナックル(手のぐりぐり)が見えるように構えます。とてもストロングなグリップです。
上から見たら、ナックルが3個半くらい見える感じ。右手はスクエア



(2) (真ん中の写真)自然に立ったときに手の平が45度くらい内側を向くプレイヤー

左手のナックルが1個半から2個くらい見えるように構えます。やや左手はストロングになります。右手はスクエア。


(3) (右側の写真)自然にたったときに手の平が腿の方(内側)を向くプレイヤー

左手もニュートラルに構えていきます。ぐりぐりは一個くらい。


鏡の前に立って、自分でチェックしてみてもよいでしょう。

少しいつもと違って変な感じがするかもしれませんが、素振りで馴らしてプレイしてみてください。

体が自然に動けるようになります。
自分の体に合ったスイングパスがしやすくなります。

無理なく動けるので、怪我防止にもつながります。

自分の体に無理のないグリップは、自分の体に合った手首の使い方に関連してきます。

次回は手首の使い方のオプションを紹介したいと思います。