2013/04/26

ツアープロのウォームアップルーティン

日本は今週末から全国的にゴールデンウィークですね。
こちらにいるとそんなことはすっかり忘れてましたが。。。

これから皆さんもラウンドの機会が増えることと思います。


気候もよくなって、コンペや、所属クラブのトーナメントなども開催されるころではないでしょうか?

日本だとゴルフ場まで距離もあることもあり、皆さん早めについて、ウォームアップをしてラウンド開始となりますが、アメリカだと、ティータイムの10分前くらいについて、慌ててティーボックスに駆け込むゴルファーも見かけられます。

自分の納得のいくプレイをするためには、ゴルフ場で充分なウォームアップが必要です。

去年はハワイで、PGA TourのSony OpenとLPGA Lotte Championshipを見にいきましたが、プロたちのウォームアップは興味深いものでした。

これはMark O'meraのウォームアップですが、紹介しておきます。



1. ゴルフ場に余裕を持って到着 

2. グリーンでスピード感を確認 (7分)

長いパット(20~30フィート)を打って、グリーンの転がりをチェック。
ボールは2個使って、両方とも同じ距離を打っていけるようにフォーカス。

3. ストレッチ (5分)
Markはゴルフ場に着く前に家やホテルでストレッチしてくるようです。練習場では、重たいクラブを2本持ってゆっくりスイングしてウォームアップするようです。

4. 高いロブショット、低いチップショット(8分)
練習グリーンの周りでラフからのロブショットを6球プレイ。ウェッジから7番アイアンまでチップ&ランのショットをいくつか打って、グリーンに乗ってからどんな感じで転がるか確認。

5.バンカーの砂をチェック (5分)
10-12球くらいバンカーから、短いショット、中くらい、長めのショットをプレイして、砂を確認。

Markは砂が濡れてたり、重たいときは、アグレッシブにスイングするようです。

Pebble  Beachの周りは砂は少し重く感じます。。。


6. ターゲットにフォーカス(13分)

ターゲットにフォーカスして距離感を確認。
マークは偶数番のクラブでウォームアップするときと、奇数番のクラブでウォームアップするときと交互にしているようです。テンポを確認しながら、スムースなスイング。サンドウェッジから、ハーフスイング、フルスイングまで。その日の傾向を確認。

7. ドライバーショット (7分)

10~15球ドライバーでプレイ。85%のパワーでスイング。

8. パッティングのタッチを確認(5分)
ダウンヒル、アップヒル、ブレイクパットを確認。3~5フィートの短いパットも確認。

9. 早めにティーに移動


最初にグリーンにいって、またグリーンに戻ってくるプレイヤーは多いです。
練習場と練習グリーン、ティボックスが離れている場合もあり、ただ時間の余裕がないといけないので、1時間でウォームアップでウォームアップするとしたらこんな感じでしょうか?


1時間のウォームアップ
1. ストレッチ (5分くらい)
肩周り、もも、お尻周り、手首、指先等。

ゴルフピラティスでウォームアップしても。。


2. ショット・ウォームアップ (20分)
ウェッジショットから、ハーフショット、フルショット。自分のリズムと自信を確認する。
ウォームアップ用のクラブを決めておくとよいかもしれません。スイングメカニックのことは忘れる。

3. パッティング(10分)
長いパットで距離感タッチを確認して、最後短いパット(1~3フィート)をカップに入れる練習をして、自信をつける。フォーカスのスイッチオン!



4. ショートゲーム(15分)
チップショットやサンドショットでフィーリングを確認。ショットをイメージしてプレイする。




5. リラックス(10分)
最後の10分はボールにマークしたり、プレイの最終確認。リラックスして、1番ホールのゲームプランを確認。


自分のティーショットをイメージ。。


ゴルフ場に早く着いてコーヒーを飲むよりは、ウォームアップの方がよいと思います。
コーヒーは昨日のブログのように、トイレにいきたくなり、喉が渇きやすくなります。

それでは、爽やかな季節、楽しいゴルフを!

2013/04/25

ラウンドの前、ラウンド中の食事

大事なラウンドで、自分の納得のいくパフォーマンスをだすために、またこれから暑くなってくると、スタミナ保持のためにも、ラウンド前、ラウンド中の食事の見直しが必要です。


ゴルフは短距離や長距離のランナーや他のアスリートと違って、動きはわりとゆっくりなので、エネルギー切れというのがなかなかわかりづらいですが、「あーお腹がすいた」「のどがからから」というまえに補充していくことが大事です。


1、ラウンドの前のバランスのとれた食事

他のスポーツと同じく、ゴルフの前にはバランスのとれた食事が大事です。

これらの6つの要素含まれるとが好ましいと「Peak Performance Golf」に紹介がありました。

1)炭水化物 - ごはん、パン、パスタ、シリアル、その他穀類

2)脂肪 -エネルギーの源。動物性や、魚からの脂肪分は健康的。少しの分量でも健康的な脂肪分はゴルフ場での「お腹すいた~」の状態をコントロールします。


3)プロテイン - 筋肉増強、筋力回復には欠かせない要素です。魚、チキン、牛などの肉類、卵、豆やナッツ類。プロテインはカロリーがありますが、炭水化物を使い果たしたときに、エネルギーとして使われます。持久力が必要なスポーツには、筋力の回復には充分なプロテインが必要。


トーナメントの前のご馳走。。。

 

4)ビタミン、5)ミネラル - 新陳代謝に必要な必要なもの。健康管理に必要な要素。


6)水 - 体重の55%は水。水が体から不足したら、大変な状態。




  
ラウンドの前や途中にお酒を飲みすぎると、トイレに行く回数が増えて、喉が渇いた状態が続いて
しまうかも。暑い夏には気をつけたいです。


2.ラウンド中の食事

日本では豪華なランチがついてくるので、なかなか自分でコントロールはできませんが、暑い日であれば、炭水化物、プロテイン、脂肪も午後のスタミナのために大事と思います。
(食べすぎには注意したいですが)

また冷えたチェリートマト、きゅうりなども途中で食べると、体を水和させるとともに、エネルギーを補給できるようです。


こちらでは18ホールつづけてラウンドするので、途中でエネルギー補給が大事です。
ドライフルーツやナッツ類はバックの中に入っています。

ツナ、ターキーなどのサンドイッチやなども、炭水化物とプロテイン補強になります。

エネジーバーなども、ナッツと炭水化物、適当な砂糖がバランスよく入っていて、ゴルフ場ではいいようです。

夏になったら、チョコレートなどのかわりにフルーツがはいったものだと、食べやすいようです。


3.カフェイン とお酒

カフェインは飲んだ方がいいという人と、飲まない方がいいという人といるようですが、あまり飲みすぎると、お酒と同じで、排尿を促しトイレにいきたくなってしまうので、喉が渇きやすくなるので、あまり暑い夏にはよくないと思います。

ただカフェインをとらないと頭がいたくなったりという方は、適度にストレスのたまらない程度とったらいいと思います。

お酒も飲みすぎはよくないですが、飲まないとストレスがたまってしまうという方は、少し飲んだ方がいいと思います。

私もラウンドのあとの嗜みは、楽しみにしています。




4.休養

ラウンドをして、バランスのいい食事をしたら、(お酒も飲んだら?)、休養が大事です。
ラウンドの前に練習しすぎて、トーナメント当日に疲れのピークとならないように。
筋肉も休養が大事。



以前はよくトーナメントに疲れのピークを迎えていました。。。




食事のことまで考えるとゴルフは奥が深いですが、いいパフォーマンスをするには大事なことです。



次回はトーナメントのときのプロのウォームアップの例を紹介したいと思います。

家から20分ほどのマッケンジー博士デザインのPasatiempo GC。。。




2013/04/24

Golf Fitness ~ 「Peak Performance Golf」 から ~

少し前までは、ゴルフは他のスポーツと違って、あまりフィットネス・トレーニングの重要性があまり話題に上ってませんでしたが、タイガーの活躍があって以降、フィットネスの重要性が注目されています。

ゴルフは早く走ったりとか、時間を競うものではありませんが、18ホールの長丁場、これからますます暑くなったりするとスタミナ、持久力が問われます。

ゴルフのために鍛えたい、18ホール持つスタミナをつけたいという生徒さんからの問い合わせもありますが、「何をしたら?」というゴルファーも多いはず。

「Peak Performance Golf」の中で、こんな風にまとめてあったので紹介しておきます。

フィットネスに関しては、プレイヤー個人のフィットネスレベルにもよりますので、あまり普段運動をしていないプレイヤーは、フィットネストレーナーにプログラムを作ってもらうのもお勧めです。

1.カーディオでウォームアップ

心拍数を上げる運動で、ジムにいくと走ったり、バイクをこいだりというものがあります。ジムにいくアクセスがなければ、歩いたり、ジョギングしたり。なわとびもお勧めです。
(驚くなかれ、ゴルフコーチやゴルフフィットネストレーナー達は縄跳びを勧めます。。)



理想は自分の最大の心拍数の70-85%にします。(最大心拍数は220-年齢)。ただあまり運動しなれていない方、オーバーウェイトの方はもっと低いインパクトのもので。

よくお水をのみながら。

2.柔軟性・可動性アップのトレーニング

体が少しあったまったら、柔軟性アップのトレーニング。怪我を防止するのにも重要です。
大きな筋肉のストレッチから、手首、前腕、肩、お尻、膝、足の細部まで。

ストレッチはラウンドの前後にも。

年齢とともに体は硬くなるので、少しつづでも続けることが大事です。


ラウンド前練習まえのストレッチの例はこちらから。
自分の気持ちのいい範囲で無理のないストレッチをすることが重要です。



3. ファンクション・トレーニング

ゴルフのスイングを意識したトレーニング。クラブを2本もってゆっくりスイングしたり。
チューブや、ウェイトを使ったり。
ゴルフピラティスのクラスでも、ゴルフのスイングを意識したものがあります。

私のトレーニングはリーダーボード。
ボードにチューブがついていて、体重を右に載せて(Load)からインパクトで爆発(Explode)する練習です。右側のボードが動きます。
チューブは4本あって、負荷をコントロールできます。



スローモーションスイングなども。

どんな形でも定期的にエクササイズして、楽しく続けることが大事です。

ゴルフピラティスや、Zumbaエクササイズもしています。

ちなみに次回のゴルフピラティス&ゴルフレッスンワークショップは5月25日(土)13:00~(日本時間/24日(金)21:00~ PDT) 開催予定です。ぜひご参加ください!
お申し込みはこちらから!




Zumbaはラテンの音楽で楽しく踊りながら、ストレッチをしたり、リズム感を養います。続けると筋力トレーニングにも。リズム感はゴルフのスイングに役立つと信じています、、、







エクササイズの後は、食事も大事です。

次回は大事なトーナメントの前やラウンド中の食事についても紹介したいと思います。

今回はこの本から一部興味深い部分を紹介しています。

「Peak Performance Golf」では、トーナメントや大事な試合で自分のピーク(最高点)をむかえるための、技術面、メンタル面、健康面、食事面の準備、コミットメント等について紹介してあります。



2013/04/17

スライス、フックでお悩みの方!正確性の高いショットを求めるゴルファー注目!~ Virtual Golf Pilates & Golf Lesson Workshop開催! ~




Virtual Golf Pilates & Golf Lesson Workshopでは、前回より、 「理想のゴルフスイングのためのPilatesトレーニング」として、シリーズで開催しています。

今回は、4月20日(土)日本時間 13:00 ~ 14:30、 カリフォルニア時間では、4月19日(金)21:00~22:30 に開催されます。




今回のアジェンダ:

理想のスイング(2):正確性の高いショット ~スライスやフックでお悩みの方に~

~コア・上半身のトレーニング~

前回の資料はこちらからダウンロードできます。


正確なショットに必要な要素、スライスやフックがでるときの体の動き等についてもレクチャーします。

正確なショットに欠かせない、コア、ローテーターカフを中心とした上半身をトレーニングします。


費用:4200円(税込み)*スタジオ参加
    1050円(税込み)/10~12ドル*Virtual参加トライアル価格


前回より、日本の東京以外のエリア、海外在住の方のVirtual 参加も可能になりました!
(東京近辺在住の方は、5回シリーズの内、一回はスタジオ参加してただくというのが、条件になります。)




Workshopでは、Google Hang Outを利用し、参加希望の方はこちらから、時間になったら、呼び出します。

今はトライアルで、特別価格で参加できます。

トライアル価格: 1050円(税込み) / 10~12ドル程度

*価格は相場によって変動します。
お申し込みの際に金額を提示します。



Virtual 参加の方は、最初参加費をお振込みもしくは講師(Ritsuko もしくは Kuniko)
まで直接お支払いいただく必要があります。振込み明細等は参加者にご連絡します。)
*Workshopの最後にスイングチェックを行いますが、スイングチェックはスタジオの生徒さんが優先になります。(時間が可能な限りスイングチェックも行いますが、制限がある場合もあります)
*その他の制限もあります。詳細はお問い合わせ下さい。


それでは、多くの皆様にVirtualでお会いできますことを楽しみにしています!

See you soon!

2013/04/05

Rainy Day Practice - ゴルフ場や練習場にいけないときの練習 -

今日はラウンドの予定でしたが、久しぶりの雨の予報。。

激しい雨にはならなかったものの、朝はしとしと雨が静かに降っていました。


もちろんツアープロたちには雨の日でゴルフはオフということはないですが、雨で練習にいけないとか、もちろん忙しすぎて練習場にいけないということも、しばしばあると思います。

New Horizon Golf Approachでも家での練習は非常に大事な練習と位置づけていますが、どんな練習をすればいいのか???と思うプレイヤーも多いことと思います。

度々紹介しているPia NillssonとLynn Marriottの本にこんな紹介がありました。

1)Visualization を養う

ゴルフでは明確なイメージを持つことが大事です。
椅子に座るか、横になって、1ホールもしくは18ホールを頭の中でプレイします。
なるべく詳細に想像できるといいです。どんな天気で、何をきて、どんなルーティンで、どんなターゲットに向かって、ピンはどこで、自分のショットはどんな球筋で飛んでいくか、、、等々。




プロがインタビューでどのホールで何ヤード残ってどんなショットをプレイしたか鮮明に覚えているのは、よく見かけるシーンです。

また友達とラウンドをして、どこのホールがどんなホールで、どんなショットをしたか全く覚えていない、、、ということを聞くことも多いです。

自分のイメージを鍛えるとショットのイメージも頭に残るようになります。
また自分のベストなラウンドに精神面の準備をすることもできます。



New Horizons Golf ApproachのEd Tischlerはラウンド前はベットのなかで自分のラウンドを想像するといいます。頭の中でプレイしていれば、どのターゲットに向かってどんなショットを打つかきまっているので、ゴルフ場について、慌てることなく、すんなりラウンドに向かえるむかえるのでしょう。

私はベットの中ではすぐに眠ってしまうので、自分のショットをイメージするにはいい場所でないかもしれないです(笑)


2)スローモーション・スイング

スイングができるスペースを見つけます。スペースがなかったらクラブを短くしてスイングしても。

まずは10回できるだけゆっくりのスローモーションでスイングします。
いっかいのスイングに2~3分かけます。(これは結構キツイ!)

最初の3回は自分の体とスイングにフォーカス
次の3回は自分がスイングのどこに力が入っているかに気付くことにフォーカス
次の3回は目を閉じて。

最後の一回は自分のすきなすイングで。

自分でいいとか悪いとか判断することなく、呼吸を続けて、自分のことについてさらに気付くようにスイングしていきます。

他にもRainy Dayの練習はいろいろあります。

私はパッティングの練習(100回連続パット)を加えています。
パッティングは練習ができないときはなるべく家で練習するようにしています。

もっと知りたい方は「The Game Before the Game」を読んでみてください。



レッスンでも家での練習のアドバイスをしています。


2013/04/03

スコアアップに効果的!Short-game Golf School 開催!


すぐにスコアアップしたいなら、ショートゲームの練習が効果的です。


4月27日(土) 及び 28日(日) にショートゲームに特化したゴルフスクールを開催します。
ショートゲーム重要なのはわかっていても、練習する機会がない方、練習の仕方がわからない方はぜひこの機会をご利用ください。





ゴルフスクール・スケジュール: 


1:30 ~ 2:00  レクチャー :「ゴルフ場でいいパフォーマンスをするための心構え  」

2:00 ~ 3:00  パッティングの基本 Feel &Distance, Squaring putter face、Commitment
          率的なアプローチショットの練習 - ショットのオプション、適切なショットの選択 

3:00 ~ 4:00  3ホールラウンドレッスン 及び レッスンレビュー








皆様のご参加をお待ちしてます!