2015/03/27

How to get back on your track on the course - コースでいち早く自分のペースをつかむためには?-

練習場ではいいけれど、練習場のようなショットがコースでは中々でない、、、というプレイヤーは多いですが、自分のペースをいち早くつかむために、自分のリズムを確認することを勧めています。



もちろん普段からの練習も反復練習だけでなく、実践を意識した練習が大切ですが。

レッスンでは、最初に自分のリズムを確認しながら、タイミングよくスイングすることにフォーカスしてウォームアップします。

人は皆Inner-Rhythm(体内のリズム)があります。そのリズムは人によって違って、速いリズムの人も遅いリズムの人もいますが、まず、自分のリズムを知ることが大事です。



レッスンにいらしていただいて、スイング・セイイングをいいながらスイングをしていただきますが、いいスイングをした後に、こういう質問をします。

「今のスイングは、いつものリズムに比べて遅いですか?早いですか?それともちょうどいい感じですか?」

と尋ねると、

「いつもよりゆっくり」

とか

「ちょうどよい」

という答えが殆どです。

でもそれは明らかにレッスンで最初にスイングしていただいたリズムよりも大分ゆっくりのリズムです。




普段の生活は、時間に追われて忙しくしているので、「自分のリズムは早い」と思われている方も多いと思いますが、早いリズムでミスが多い方は、実は少しゆっくりのリズムの方が心地よいかもしれません。

忙しい仕事に追われて、自分の体内のリズムが崩れているかもしれないので、要注意です。

話すスピード、運転のスピートが早いひとは大概リズムは早いほうです。
ゆっくり話す人は、ゆっくりめです。
時間に遅れるのは、ゆっくりめとは違いますよ。

どちらもいい、悪いではありませんから、変える必要はありません!

私も会社で働いているときは、ボスに「スピードが大事」と教育を受け、急いで仕事を処理していましたが、それで、少し体内のリズムが崩れていたかもしれません。

日本からハワイに移住して、ゴルフをしていたときに、自分のスイングのリズムがとても速くなっていることに気が付きました。

コーチである主人に「スイングのリズムはどう?」

と聞かれて、「リズムよくスイングしている」と答えましたが、今考えるととても速いリズムでスイングしていて、速くスイングしようとして、力んでスイングしていました。

それからは、ファンダメンタルである、スイングセイイングを使いながら、リズム、タイミングを確認しながら、スイングをするという基本に戻りました。

自分の体内のリズムはゆっくりめで、少しゆっくりめのリズムの方が、最後まで同じリズムで振り切れて、ミスも少なくなることがわかりました。



またファンダメンタルがあると、あまり慌てなくなります。

私がレッスンでいつも繰り返しているNew Horizons Golf Approachのファンダメンタルは下記の通りです。

- クラブフェーススクエア 
- ターゲット志向(ターゲットを意識してターゲットまで振り抜く)
- 体重移動してフィニッシュする
- 自分のリズムでスイング
- タイミングよくスイング(クラブも体も一緒に動く)




自分のリズムがわかっていても、ファンダメンタルがしっかりしていても、それでもいつものようなショットが出ないということがコースではあります。

その時は、あまり色々と考えすぎないで、おかれた状況のショットのフォーカスすることがおすすめです。

コースで解析することは避けたいです。





グレッグ・ノーマンもいってましたが、「ラウンドは、また新しいことを学ぶ機会だ」といってましたが、おかれたその状況でベストを尽くすことで、新しいことを学んでいくと思います。

その日のドライバーが右や左のラフにいってしまっても、そこからどのようにアップ&ダウンする方法を学ぶかということが、今後のゲームにつながっていきます。

長くなりましたが、ラウンドで自分のペースで回るためには、

- ウォームアップで、自分のリズムとタイミングを確認する
- 普段からファンダメンタルをしっかり練習しておく
- 思うようなスイングができなくても解析しない
- 今のショットに集中する

ということをお勧めします。

ラウンドは18ホールで長い道のりですから、そのうち自分の思ったショットが飛び出すと思います。信じることがラッキーを呼ぶと思います。

それでは、今週末のラウンドも楽しんで!

2015/03/24

LPGA Founders Cup - LPGA ファウンダーズ・カップ -

米LPGAは1950年に13人のメンバーによって創設されました。

トーナメントに関しては、こちらのビデオをどうぞ。
LPGA Founders Cup

いろいろと大変な時代だったと思いますが、勇気のあるその女性たちのおかげで今のLPGAは、女性のスポーツプロフェッショナルの組織としては、最大の組織になりました。

最初の年の賞金の総額は50,000ドル。

去年は57.5百万ドル(57,500,000,000ドル)と、成長をしてきました。

その勇気ある創設者たちを思い出して、感謝するために、LPGA Founders Cupというイベントが、2011年からアリゾナ州のWildfire GCで開催されています。



最初の年はトーナメントの賞金もなしで、Foundersに感謝するために始まりました。

今はスポンサーもついて、大きな大会になりました。


今年は、韓国のHyo Joo KimとアメリカのStacy Lewisが最後の最後まで接戦で見せ場をつくってくれましたが、最後は韓国人のHyo Joo Kimが、18番の圧巻のショットで、バーディパットを決め、2打差で優勝しました。

Hyo Joo Kim Source :LPGA


Stacy Lewis  Source: LPGA



Hyo Joo Kimは19歳でもうLPGAで2勝しています。最初の優勝はメジャーのEvian Masters.
ものすごく落ち着いて、はしゃいだり、動揺したりということは、全くありません。

まだ19歳なのに、韓国では8勝しているようです。

なんとLPGAツアーは去年の11月以降、優勝しているのは、Lydia Koを除き、韓国人ばかりです。

今年の優勝者はちなみに、、

Na Yon Choi
Sei Young Kim
Lydia Ko
Amy Yang
Inbee Park
Hyo Joo Kim

と様々。選手の層の厚さも感じます。

Lydiaも韓国出身ですから、韓国のパワーは図りしれないです。。。


これは創設者たちも全く想像しなかったことでしょう。

日本人選手にも活躍してほしいところですね。

藍ちゃんはいつも人気者。 Source: LPGA


LPGA Founders Cup は素晴らしいイベントなので、創設者に直接会いにぜひ訪れたいイベントです。

Girls Golf の女の子たちはプレイヤーと写真を撮るのも忙しそう。。



2015/03/18

BioSwingDynamics Golf Lesson - バイオスイング・ダイナミクス ゴルフレッスン好評開催中!

バイオスイング・ダイナミクスのゴルフレッスンも好評開催中です。


メジャメントによって、スイングの形、トップの位置を理解したり、



肩から肘、肘からナックルまでの長さを確認して、自分のカラダに合ったダウンスイングのプレーンを確認したり。

 



ターンするときのバランスポイントを確認したり、



体のトルクの使い方を確認したり、

インパクト時の下半身の動きを確認したりします。






もちろん、スイング・パスをチェックして、デリバリーやリリースのポジションを確認します。

また、手首の使い方を確認することで、トップのときのクラブヘッドの向きを確認します。

トップでクラブヘッドがシャットになるのは、約3割です。

自分のスイングの特徴をすることで、効率的なスイングが可能になるのはもちろん、けが防止につながり、ミスが出たときの原因がつかみやすくなります。

4月中いっぱいまでPin High Golf Centerでバイオスイング・ダイナミクスレッスンを公開中です。

ぜひご利用ください!
クラブをリリースする方向もスイングによって変わってきます!






2015/03/17

New Golfer Lesson Package - ゴルフ未体験の方大歓迎!初心者向けレッスンパッケージ-

全くクラブも触ったことのないゴルファー向けに、コースデビューまで体験できるパッケージを提供しています。

最初はクラブもこちらで準備したもので練習し、どんなクラブを購入したらいいか、何が必要かというところから、学んでいきます。



構え方や、クラブの握り方からスタートして、小さいスイングから、フルスイングまでゴルファーのペースで学んでいきます。

New Horizons Golf Approachの5つのファンダメンタルに基づいて練習していきます。



パッティングやグリーン周りのショットも練習します。

ラウンド前にはルーティン、ターゲットに対しての構え方を練習して、コースにデビューします。


バイオスイングダイナミクスのテストも交えながら、ゴルファーはみんなそれぞれ、自分のスイングを理解していきます。




今年の1月からゴルフを始めたゴルファーたちが、もうそろそろコースデビューを控えています。


ユーティリティクラブ、フェアウェイウッド、ドライバーもスイングできるようになってきました。


これからの皆のデビュー戦が楽しみです。

デビューはPin High Golf Centerにある、3ホールのコースをプレイします。
プレイしながら、エチケットやルールを学びます。


カリフォルニアにいるからゴルフがしたい!カリフォルニアにいるからゴルフを始めたいという方大歓迎です!

お待ちしております!


2015/03/08

Mastery of the Game ~ Positive Coach Alliance ”The Power of Double-Goal Coaching" ~ ゴルフを極めること ~ポジティブ・コーチング・アライアンス~

ファーストティのコーチトレーニングの一環で、今日は、ポジティブ・コーチング・アライアンスから、スピーカーに来ていただいて、「Double Goal Coaching (2つのゴールのコーチング)」ということで、講演を聞いてきました。



ポジティブ・コーチング・アライアンスは、1998年スタンフォード大学で創設され、オリンピックのメダリスト、スポーツ心理学者、スポーチコーチなどで組織されている、ノンプロフィットの組織で、子供たちにスポーツを通して、人生に必要なスキルを学んでもらうために本や、セミナーや、オンラインで情報を提供している組織です。

名前の通りポジティブであることが、いかにスポーツでもちろん人生でも重要であるかを強調しています。


Double Goal の2つのゴールは、スポーツで「勝つこと」と「人生に必要なスキルを学ぶ」という2つのゴールです。




その本の中にこんな情報がありました。

「日々よくなることにフォーカスして練習していたオリンピック選手の方が、勝つことにフォーカスして練習していた選手よりより多く、メダルを獲得した」

ということで、Mastery(熟練すること=さらに良くなることを目指す)を導くコーチングについて説明しています。

「勝つことにフォーカス」というのは「結果」にフォーカスしていて、ミス(負けること)は許されません。他と比べてたりして、なえてしまうこともあるでしょう。

熟達するためには、「ミスを恐れない。ミスして学ぶ」ことが大事で、結果でなく、その労力にフォーカスします。他と比べることなく、学びながら、上達していきます。

ゴルフに置き換えると、スコアなどの結果にとらわれず、他のプレイヤーと距離やスコア、上達具合を比べることなく、自分のプロセス、パターン、モーションを学んでいく、ということ。

練習場やコースでとんでもないショットが出ても、OK.そのミスから何を学ぶかが重要です。

熟達するためのトレーニングは、結果を求めた練習よりも早く上達して、スポーツへの執着度も高くなるようです。

今日セミナーにいた女の子は、ミスショットのあと、自分の父親に「今のショットで3つよかったことを挙げてみろ」と指導されたと、シェアしていました。

素晴らしいお父さんですね。
今度レッスンのときに生徒さんに聞いてみようと思います。


私もレッスンでは、生徒さんの皆さんがなるべく自由にスイングできるように、ポジティブなフィードバックをしています。それは、ショットの弾道とか、コンタクトとかではなく、リズムや、プロセス、モーションについてのフィードバックをしています。(これはNew Horizons Golf Approachのコーチングに基づくものでもあります!)

レッスンではミスショットもOK!それから学んでいきましょう。

コースでミスが出たら、その場で捨ててくることを忘れずに!
本では「トイレに流してくる」って書いてありました。ミスしたらトイレで流して、今のそのショットに集中していきましょう。

さらにゴルフを楽しくプレイするために、レッスンにお出かけください!









2015/03/07

BioSwing Dynamics:On-Top, Side-on & Under Address Comparison-バイオスイング・ダイナミクス:スイングパスによるアドレスポジションの違いー

スイングパスは、オントップ、サイド・オン、アンダーの3通りでした。

スイングパスについてはこちらから

スイングパスによって、アドレスのポジションの違いに下のような傾向があります。


左からオントップ、サイドオン、アンダー


オントップのセットアップは、肩が平行になっています。
両腕の真ん中にボールがある感じで、ドライバーでも左足かかとよりも少し内側になっています。

*写真はセンターアンカー(中軸)の例です。リア・アンカー(後ろ足軸)のプレイヤーやさらに右足よりになります。



サイドオンのプレイヤーです。
少し右肩が落ちています。オントップよりボールは左足よりです。

*例は中軸プレイヤー



アンダーのゴルファー。
さらにボールが左足よりです。
右肩も大分おちて、アンダーのスイングがしやすくなっています。



生徒さんの中には、オントップとサイドオンの間のサイドカバー、サイドオンとアンダーの間のサイドアンダーのスイングパスもいらっしゃいます。

サイドカバーやサイドアンダーのプレイヤーは、アドレスもその間くらいということで、自分にあったポジションを見つける必要があります。

また、ボールのポジションはスイング軸によって異なってきます。

スイング軸についてはこちらから確認できます。

後ろ軸のプレイヤーは、後ろ足(右利きプレイヤーは右足)より、前軸プレイヤーは前足(右利きプレイヤーは左足)よりになります。


また、スイング・リンケッによっても異なってきますので、ボールのポジションはプレイヤーによって様々です。

自分の安心してプレイができるポジションがわかってくるとプレイしやすくなるのはもちろん、自信を持ってプレイできるようになります。


ボールポジションがわかりにくいというプレイヤーには、素振りをして、一番最初に地面にコンタクトした場所にボールを置いてプレイするように勧めています。

自分にあった、アドレス、ボールポジションを確認したい方は、ぜひレッスンにお出かけください。

スイングパス、スイングアンカー、スイングリンケッジを確認すれば、自分に合うポジションがわかってきますよ。




私はサイドオンですが、リアアンカー(後ろ軸)で右側に傾いています。

ボールは右足よりです。(ドライバーはそうでもないですが)

2015/03/04

BioSwing Dynamics - Hip Speed Check- バイオスイングダイナミクス:インパクト時の下半身の動きを確認!

バイオスイング・ダイナミクスのスクリーニングで、ヒップテストといって、インパクト時の下半身の動きを確認するテストがあります。


私は、ボクシングのミットを使って確認したり、インパクトバックを使って確認したりしています。
ミットだとビデオが使えないので、バックを使うときの方が多いですが、どちらの場合もインパクトすることにフォーカスしてもらって、ゴルフスイングのことはあまり考えないようにしていただいてます。

結果は次の3つに分かれます。

1)お尻が少しだけ動いて踵が少しだけ動くタイプ




2)踵が半分くらい上がってお尻が45度くらい開いているタイプ




3)お尻が45度以上に動いて、踵のほとんどが上がってくるタイプ


バイオスイング・ダイナミクスでは、1)をスローヒップ、2)ミディアムヒップ 3)ファーストヒップと呼んだりしていますが、どれが良くて、どれが悪いということではありません!

個人の特性を確認しているだけで、どれも有効な動きです。

このヒップスピードは、スイング中の縦の動きに関係してきます。

スローヒップ(踵が少ししか上がらない)プレーヤーは縦に飛び跳ねるような動きが大きくなります

Lexi Thompson, Laura Davisは、飛び跳ねるような動きがゴルフスイングの中に見られますが、彼女たちはスローヒップだそうです。

もちろん、縦の動きはスイングパスによって異なります。

スイング・パスについてはこちらをご確認下さい。

同じスローヒップでも、スイング・パスがアンダーのプレイヤーと、オントップのプレイヤーだと縦の動きのタイミングが異なってきます。

また、ファーストヒップでも、オントップや、サイドオンのゴルファーは縦の動きが重要です。


ゴルフのスイングは3Dでスペースをスイングしています。横の動きが少なめの人は、縦の動きが大きくなります。

写真はジャンプスクワットのエクササイズですが、高くジャンプをするときは、足がまっすぐになっています。(つま先が開いてません!)



なので、スローヒップのゴルファーはつま先はあまり開かないアドレスが、ジャンプ(縦の動き)がしやすいポジションとなります。

ミディアムヒップは少し左(ターゲットの側の足)のつま先を開きます。ファーストヒップさらにそれよりもつま先開くと横の動きがしやすくなります。

あまり膝を開きすぎないように気をつけて下さい。膝が足のそとに出てしまうこともあります。

また、後ろの足はバックスイングの回転がしにくい人は少し開いていくとバックスイングの回転がしやすくなります。

開きすぎると、スウェイやスライドになりやすくなりますので、気をつけてください。

詳しくは是非、レッスンでご確認下さい!