2016/01/23

How to execute your action plan - 自分のプランをコースで実践する方法 -

自分のアクションプラン(どんなショットをプレイするか、どのようにショットとショットの間を過ごすか)等が決まったら、コースで実行します。

自分の立てたプランをコースで実践します。

New Horizons Golf Approachでは、下記のようなショットのプロセスを紹介しています。

いつも自分の同じルーティンを使って練習したり、プレイすることで、プランを実行するという習慣が自分の身に着くのにも役立ちます。

ステップ1; 自分の状況を確認する(自分の気持もどうであるか確認するといいです。)
      いいパフォーマンスができる自分のDisposition(傾向)を思い出して。


ステップ2:ライを確認して、自分の選択肢を査定する
ライが自分のショットにどんな影響を与えるか認識する

ステップ3: 自分が自信が持てる現在の自分のスキルの中で、どんなショットをプレイをするか選択する

ステップ4; 自分のショットがどんな感じかイメージ(ビジュアルなイメージとフィーリング)して、そのイメージ通りにプレイすることをコミットする

ステップ5:スイッチオン!プレイモードに気持ちを切り替える



ステップ6:自分のショットのイメージを持ち続けながらスイングする

ステップ7;自分のボールが着地して止まるまで、自分のショットを見る



ステップ8;自分がどのくらいフォーカスできていたか、評価する



ステップ9:スイッチを切り替えて、ショットとショットの間の目的に戻って、ポジティブな態度を維持するようコミットする


ステップ1~ステップ3までをショット準備ルーティン、ステップ4からステップ6をプリショットルーティン、ステップ7、8がポストショットルーティンということになりますが、プリショットルーティンに入って邪魔が入って、自分のショットのイメージと自分の気持ちが離れてしまったら、やり直すように勧めています。

ステップ7と8の自分のショットを最後まで見つめて評価するというのも、自分がおかれた状況にフォーカスするのに大事なプロセスです。

ショットの準備もあまり時間を掛けすぎないように。

出来るだけショットとショットの間は急いで移動して、自分のショットの準備が落ち着いてできるようにしましょう。



Have a good weekend!




2016/01/21

一番自信のないショットに選ばられたのは? -Shot over water -

LPGAでは女性ゴルファー向けにクリニックを各地域で開催していますが、その女性ゴルファーが一番自信の持てないショットを考えているのは、「水の上を越えるショット」でした。


「池や、クリークなどがあるとどうしても吸い込まれる」というのは、私の生徒さんもよく口にしていますが、ジョゼフ・ペアレント博士による「禅ゴルフ」にこんな説明があります。



コースで「池にいれるな」と考えると、私たちが思い描くのは、「池の方に飛んでいって水しぶきを上げているボールの姿」である。

「ボールにいってほしくない場所、ハザードなどについて考えるとマイナスのイメージが心に描かれる。

そのイメージは、われわれの体に発信されるイメージとなり、体は指令通りの結果を忠実に作り出してしまう」






ボールに飛んでいってほしいスポットをイメージすることはとても大事です

その場所に自分のボールがどんなカーブを描いて飛んでいくか、弾道をイメージすることも大事です。



「行ってほしくないと思った場所をイメージして、その場所に飛んでいったのだから、自分に必要なテクニックは持ち備えていると考えなさい」とペアレント博士は言っています。

ゴルフはターゲットのスポーツ。
自分が安心できるターゲットを見つけて、そのターゲットに飛んでいく自分のボールの強いイメージが大事です

安心してスイングできるクラブで、安心できるターゲットを選択。
ピンそばに止めてヒーローになる必要はありません。グリーンの真ん中で2パットでOKです。



そして、自分の選んだクラブ、ターゲット、ショットを信じて、最後まで振り切ることが大事です。




それでも、池に入ってしまったときは、そのショットは忘れて次のショットに集中します。
悪いショットと悪いイメージは水に流してきましょう!






2016/01/16

Good Focus Habit - フォーカスする習慣-

自分のルーティンの間ずっとフォーカスしていられるためには、どんなことに焦点を合わせるとうまくいったか理解していることが重要です。

クリアで正確な焦点を持つ習慣は、客観的に自分をとらえることが可能になるからです。

客観的であるということは、自分の意見は別にして、何が起こっているか言葉にして表現できるかどうかです。



いいとか悪いとか、完ぺきとか、不安定だったとかは結果にたいしての、自分の意見で、何がおこったかという表現ではありません
それは結果ついてのコメントです。

本当の原因を理解するためには、どんなアクションが起こったか言葉で表現します。

例えば、

ターゲット向かってフォロースルーしてバランスよくフィニッシュはできた。
ピボットを途中でやめてしまって、リズムは少し早くて、安定してなかった。
タイミングはよく体と腕が一緒に動いていた。

それに対して、
スライスでOBだ。
アウトサイドインになっていたのか。。





自分で表現することで、自分の傾向(Disposition)もわかってきます。
自分のことを理解するにも役立ちます。

数々のメンタルコーチがゴルフのメモやジャーナルを書くことを勧めています。

それは、自分の傾向を理解するのと、自分のフィーリングを表現することを学ぶからです。
色々なことに気づくようになると、自分についての表現が豊かになります。

チャンピオンズツアーのプレイヤーのレッスンに主人と出かけたときに、

「今のショットはどんな感じだった?」

という質問に対し、彼の答えは非常に詳細だったのを覚えています。
スイングについて部分部分の感じを細かく説明をしていました。

いいとか悪いとか、自分の意見は一切その表現には含まれてませんでした。
客観的に自分のスイングを表現していました

客観的に見ることで、自分の一番したいことにフォーカスできていたのか、確認しやすくなるのでしょう。

フォーカスも「何に焦点をしぼっているか」が鮮明になっていると、客観的に状態が判断できるようになります。

だた「フォーカスしなくちゃ」というだけでなく、そのフォーカスのポイントを定める習慣がいいフォーカスの習慣につながるようです。


難しい話が続きましたので、次回はコースでのルーティンの例を紹介したいと思います。




2016/01/15

Action Plan - コースでのアクションプラン

New Horizons Golf Approachの5つのファンダメンタルが理解出来たら、どんなショット・ルーティンをするか、どんなショットをどういう場面で使っていくか、どのようにショットとショットの間を、具体的にどのように過ごすか等といったアクションプランが必要になります。



アクションプランを持つことで、コースで自分の目標にフォーカスするのに役立つからです。

New Horizons Golf Approachでは、まず最初に自分のコースでの傾向(Disposition)を理解して、いいパフォーマンスができるときの状態がつくれるような土台を気づいていくことを勧めています。

自分の傾向がわかっていると、自分のパフォーマンスの評価をしやすくなり、コースでのアクションを選びやすくなります。

コースでは、右脳の活動が活発な方がいいといわれますが、自分のフィーリングを大事にします。右脳はイメージや、創造力を促す部分です。

自分のスイングをイメージして、そのイメージを思い描いたら、イメージにフォーカスします。

(イメージも自分の姿を思い浮かべるのか、自分の弾道をイメージするのか、ゴルフ場の景色の中にどうのように飛んでいくのか等々、イメージの仕方は様々ですが。)

パッティングもラインをイメージして、ボールがカップに入っていくのを想像する


スイングの後は、自分のチェックポイントに従って、簡単にチェックします。(ポストショットルーティン)

スイングのイメージをもってプレイしたか?
スイングのイメージにコミットしてプレイできたか?
スイングの最後までフォーカスできたか?
もし邪魔が入ったら、どんな邪魔が入ったのか?等々

ここで、スイングのメカニクスについて考えることはありません。
どの位フォーカスできていたかという、フォカスのレベルについて確認します。

スイッチを切りかえて、ショットとショットのその日の目的に戻ったら、ポジティブでいることが大事です。

スイングを調整したり、途中で直したり、いろいろと考えたりすることを辞めて、ショットとショットの時間を楽しみます。

時間の楽しみ方は、自分の選択です。

楽しく、幸せで、エネルギッシュな時間を過ごすか、いらいらして、消極的になって落ち込んでいるかはプレイヤー次第です。

自分のショットとショットの目的に満足すればするほど、さらにゲームを楽しむことができます。

ゴルフ場の自然や周りの景色を楽しむという目的を持っても。。。



スキルを上達するには、自分が思っているより長くかかるかもしれません。
色々と、心配になって「なんで私だけ」のような考えが、さらに上達を遠ざけているかもしれません。

我慢強く、総体的に物事を見て、自分が望むプレイが安定してできるように、一緒に頑張っていきましょう。

今週はSony Open! Waialae CCですね!私も好きなゴルフ場です!



2016/01/14

BioSwing Dynamics Workshop -バイオスイングダイナミクスのワークショップ -

バイオスイングダイナミクスのワークショップに参加してきました。

朝8時から夕方日が暮れるまで、一日バイオスイングダイナミクスについてはもちろん、ゴルフについて、レッスンについて等々いろいろと勉強になる一日でした。

カリフォルニアモントレー近辺で活躍する先生たち、遠くはアーカンソー州から大学のゴルフコーチがワークショップに参加しました。


経験豊かなプロからの質問にはいろいろと勉強になりました。



バイオスングダイナミクスの内容もさらに詳細な説明が加わり、進化しています。

前回に引き続き、構造上のスイングにあたえる、機能的なもの、ダイナミック(運動神経、運動能力、コンディショニング)の影響について、話し合いました。

Ben DoyleのもとでGolfing Machineを勉強したプロたちもいたので、その比較や、Stack &Tiltとのパターンとの比較についても話しがありました。



例えば、体重が大きく変動があった場合の、影響についてとか。

体の構造上のものは変わらないので、スイングのパターンは変わらない。体の可動範囲や、スピードには変化がでるとのことでした。

またスイングのパターンによる頭の動きについては、

サイドオン → 頭は体の動きに合わせて回転していく、頭の高さも変わっていく

アンダー → 頭はその場で回転。インパクトで少し下がる感じ。

オントップ → 頭はインパクトで(インパクトの前からだんだん)高くなる

もちろんこれはゴルファーの縦の動きのパターンによって、変わってきます。
縦の動きがどのくらいスイングに必要かは、インパクト時の下半身の動きによって変わってきます。

縦の動きが必要なゴルファーはより、下半身が(お尻も足も、足首も)しっかり地面を踏みしめているかんじ(スクアットする感じ)が必要になります。




またボールポジションについては、フロントアンカーは左より、後ろアンカーは後ろより、さらにリンケッジによってもボールポジションは少しづつ変わってきます。

フロントアンカーであっても、バックスイングで後ろ足を踏み込んでいくアクションは大事だとリマインドがありました。

ポスチュラルリリースは、アーリーエクステンションにならないか?

という質問もありました。

アーリーエクステンション(Early Extension)は、ダウンスイングで骨盤が早くボールの方に動いて、早く伸び上がったり、まっすぐになったりという動きです。

バイオスイングダイナミクスのポスチュラルアップは、骨盤がボールの方に動くというアクションではなく、スクアットのポジションから体が伸びていくという動きで、お尻はむしろ壁に向かって動いたあと、スイングパスに合わせて縦の動きを使っていきます。



一番早く縦の動きを使うスタンドアップ・ポスチュラルリリース(オントップゴルファーのパターン)でも、クラブが戻ってきたとき(左から2番目の写真)でもお尻は後ろの壁を押しているイメージです。






たっぷりと勉強になった一日でした。
お疲れ様でした。







2016/01/11

New Horizons Golf Approach -5 Fundamentals - ゴルフの5つのファンダメンタル-

自分の自信の持てるアクションがわからない、自信の持てるアクションを持っていないという方には、ぜひ注目してほしいです。


まず、ファンダメンタルを説明する前に、ゴルフの2つの大前提があります。

1.ターゲットにフォーカスする

2.自分が何をしているかに注意を払う


特に2に関しては、「いつもそうだから」 「残り距離が○○だからなんとなく」と、自分で意識することなく、していることも結構多いです。まずは自分が何をしようとしているのか、どんなことをしているのかということに注意を傾けます。

以前のブログで書いたDisposition(自分の傾向)を知るためにも、まずは何をしているのか注意を向けることから始めます。

上記の2つにコミットしていただいてから、ファンダメンタルに取り組みます。

ファンダメンタルはゴルファーに必要な、正確性、パワー、フィーリングの要素が含まれています。ファンダメンタルを理解して、スイングすると、正確でかつ、パワフル、そして、いい感じがするものになります。


New Horizons Golf Approachのゴルフのファンダメンタルは下記の通りです。



1.ターゲットに向かって振り切る




パターのような小さなアクションからドライバーショットまで、ターゲットに向かってフォロースルーしてフィニッシュします。


パッティングストロークでも、クラブヘッドをターゲットの方向にフォロースルー



2.クラブフェースはスイングアークに対してスクエア

クラブフェースがターゲットラインにスクエアだと、スイングアークに対してはオープンになっているプレイヤーをよく見かけます。
正しいフォロースルーでは、クラブフェースが描くスイングパスに対してスクエアになっていきます。




3.体重移動してフィニッシュ

ゴルフスイングには「ピボット」(軸の周りをくるっとまわる)という動きがあります。ボールの正面を向いている体がピボットのアクションをして、ターゲットの方に向きます。さらにその間に体重がターゲット側に移動します。バランスよく回転して、フィニッシュします。フィニッシュは背が高くまっすぐバランスよく立っているイメージです。



この動きはパワーをボールに伝えていくのに大事な動きです。
スイングが途中で終わってしまうと、バックスイングで生み出されたパワーがボールに伝わっていきません。

4.タイミング

全てが一緒にうごきます。インパクト、ピボット&フォロースルー、フィニッシュといった動きが、クラブも体も一緒に動くように意識します。スイング自体は、それぞれのアクションがスムースに連続して起こります。

レッスンでは、「体もクラブも気持ちも一緒に」といっています。
「Everything Together」 というのがNew Horizons Golf Approachのスイングのタイミングです!


5.リズム


リズムはいいフィーリングにつながるというだけでなく、潜在意識が目と手が調和して動くように働くメカニズムです。人間のカラダは、体がリズミカルに動くと、潜在意識が何千ともいわれる脳神経の刺激を感じ、正しい動きをするように調整をします。リズムは正しい体の動きをするために大事な役目を果たしています。

人はみな自分の持って生まれたリズムがあって、そのリズムでスイングすると、無理のない、スムースなスイングができます。さらに「いい感じ」でスイングできます。

ツアープロも、「リズムはスイングをシンクロナイズ(連続しておこる)するために大事な接着剤」ともいうくらい、非常に大事なものなのです。

ファンダメンタルがしっかりしていると、プレッシャーのかかる場面でも慌てないで、自分のリズムでプレイできます。

ファンダメンタルの何か一つでも、例えば、「ピボットしてフィニッシュ」が自分の自信の持てるアクションになったら、他の動きを覚えるまで、まずはその自信が持てる動きにフォーカスしてプレイします。

レッスンでもファンダメンタルには時間を掛けて練習しています。



ジュニアたちはファンダメンタルをたっぷり練習します!

2016/01/09

Play the game - Choose the motion you can confidently perform - コースでは自分の自信の持てるスイングを選択する-

自分のコースで生産的にプレイができる、気質、傾向がわかったら、それを維持してプレイします。



そうするとコースでのプレイは楽しくなり、もっと目的をもったものになります。
結果的にいいプレイを生み出します。

コースでは、自分が自信を持ってプレイできる技術を使ってプレイします。
もしコースで練習することが目的だった場合は別ですが。

コースで、スイングのメカニクスをいじったりすることは無しです

自分の長所を生かしたゲームプランを練って、そのプランを実行することをコミットします。

「自分のスイングを信じて、目の前のショットに集中する」

とかよくいわれますが、その時の「自分のスイング」というのは、「自分が自信を持ってプレイできるスイング」になります。


「目の前のショットに集中する」というのは、「未来や過去のことにとらわれず、今置かれたその状況に集中する」ということです。

「これをいれなきゃ、○○になっちゃう」
とか
「さっきのトリプルをここで、帳消しにしないと」

というのは無しです。


また「昨日の仕事で」、「家でXXXで」というような、消極的な要因があるとコースでも消極的になりやすいです。その日はコースに来て楽しむことを自分で選んだのであれば、その目的を達成できるようフォーカスすべきです。

自分のショットを選択するときは、そのショットの結果が自分のそのあとのプレイに影響を及ぼすことを想定して、その状況で一番適切なショットを選びます。




チャレンジしたいとき、自分のスキルレベルや、コースコンディションをみて、その状況では不適切なショットにチャレンジしたいときは、その結果を受け入れなくてはいけません。
その結果を受け入れて、次のショットの向かいます。


ショットを決めたら最後まで振り切る!




その日を楽しむためのいい態度を維持することを再度コミットし、その日を楽しく過ごす方法を探します。




どの状況でも、自分の選択肢を確認して、自分のショットを決めて、スイッチを切り替えたら、その状態にフォーカスします。

ショットが終わったら、自分が選んだショットとショットの間の目的に戻ります。

自分のプランを満足できる自分の考えや傾向をきちんと整理しておく努力も必要です。

自分の自信がもてるスイング、アクションということでは、ファンダメンタルが重要になってきます。
私の生徒さんはそのファンダメンタルに固執することで、自信を持ってプレイして、いい結果もだしています。

自信を持ったプレイがない方、わからない方!ご期待下さい!

次回はファンダメンタルについて、紹介します。


2016/01/08

Maintain your Disposition - 自分のおちいりやすい傾向を理解しておく-

コースでは、プレイするときもプレイモードと、ショットとショットの間のソッシャル(社交)モードを分けるようにすると、フォーカスが保てるという話をしました。



ショットとショットの間はポジティブでいられるようハッピーな状態でいることが大事です。



そのためには、自分のどんな傾向が、自分のより優れたプレイにつながるか、理解しておく必要があります。それは自分の態度がパフォーマンスに大きな影響を与えるからです。

Disposition (自分が陥りやすい傾向)は、自分の性格、自分の気持ち、気性が関係してきます。

Dispositionは、人生や今置かれている状況への基本的な態度が関係してきます。

過去の成功や、失敗、信頼や決断など過去の経験に対して、自分がどのように物事をとらえているかによって、現在の傾向が変わってくるということです。

ゴルファーが確認しておきたいのは、どのような傾向が一番いいパフォーマンスをもたらすかということです。

どんな自分の性質がポジティブで、生産的な方法を生み出すか、どんな性質が、消極的で非生産的な結果につながるか、自分で気が付くことが必要です。

あまり攻撃的過ぎても、あまり守りすぎても、自分の思うような成果につながらないかもしれませんので、一番生産的な方法を理解するということです。



いいパフォーマンスにつながる傾向を知るには、コースでどんなことが起こっているか、注意を払うことが大事です。

どんな気持ちでプレイするのが一番自分に合っているか知るように、心がけてください。

ゴルファーによっては、攻撃的なモードが合っている人もいるでしょう。少し受け身な攻撃モードがいいのか、スムースな攻撃モードか、コントロール的な攻撃モードがいいのか、理解できると思います。

保守的なゴルファーもどんな保守モードがいいのか、ポジティブな保守モードがいいのか、アクティブな保守モードがいいのか、、、等々

タイガー・ウッズなどは、勝っているときのIntensity(熱中度)を見ていると、とてもアグレッシブ(攻撃的)でそのモードがいいパフォーマンスがでると思いますが、全てのプレイヤーがタイガーのようにプレイするわけではありません。

私は、攻撃的になりすぎると、アドレナリンが出すぎて、グリーンオーバーしたり、パットもオーバーしたりという傾向があるので、少しコントロールした攻撃モードくらいが合っていると思います。

傾向として、あまり考えすぎるとよくないですが、自分のショットを確認する思考ボックスの時間が短すぎても、あまりいいパフォーマンが得られません。

実際にスイッチオンしてプレイモードになったら、あまり時間を掛けない方がいいスイングができます。

ルーティンも「いつもこの長さ」と秒数が正確に決まっているプレイヤーも、大きくは変わりませんが、「だいだいこの長さ」というプレイヤーもいます。

ジョーダン・スピースは、「Small Target」とよくいっていますが、とても詳細なターゲットが必要なようです。私は、あまり詳細なターゲットより、少し、大きなターゲットの方がプレイしやすいです。(まあIntensityのレベルにもよるかもしれませんが)

「ターゲットはどこ?」と聞いて、「正面の木の左側に伸びている小枝を狙え」とか言われるとなかなか、自分のショットがどのようにそのターゲットに向かって飛んでいくかのイメージが難しいです。



自分の今の仕事の状況や、生活で、困難な状況にあったとしても、切り離して、プリショットルーティンになったら、自分が一番生産的な方法を生み出すDispositionでプレイします。

自分がDispositionを弱く、不安定なものにしてしまうと、パフォーマンスもスコアもみじめなものになってしまいます。

自分の生産的なパフォーマンスを生み出す傾向に基づいて、スタートすることで、自分のフォーカスも維持できるのです。

私の生徒さんの数名は、プレイに入っても話すことをやめないプレイヤーが数人います。
そのプレイヤーたちは、声に出していることで、自分の戦略を理解して、積極的なプレイができるのだと思います。このプレイヤーたちが話すのを辞めたときは、まずい瞬間です。。

どんな小さなことでも自分が自然としていることに、気が付いてみてください。



ラウンドにいくまでのドライブでどんな曲を聞いたら、その日はハッピーでいられましたか?
アップビートな曲か、落ち着いている曲か。ニュースとか落語の方がよかったか、、、等々そんなことから始めても。

コースでどんなものを食べたらハッピーだったか。
お腹が空いている方がいいパフォーマンスができたのか 等々。



どんな色のウェアが良かったかとかも。。タイガーの赤は勝負の色。。。
ブルーは冷静になる色と思います。。。

少し難しい話しになりましたが、次回はコースでの心構えについて書きたいと思います。


2016/01/07

ゴルフ場でのスイッチオン!気持ちの入れ替える方法 - Flip the switch!

New Horizons Golf Approachは、自分の最終的なゴールに達成するための、技術面、コースマネージメント、メンタル面、インナーゲーム等総合的にサポートするアプローチですが、そのエッセンスをこれから紹介していきたいと思います。


「New Horizons Golf Approach」
ニューホライズンズ ゴルフ アプローチ
~自然にかつアスレティックにプレイするための革新的なアプローチ~


New Horizons Golf Approachは、次の4段階のステージで成り立っています。

第1ステージ;ゴルフのファンダメンタル
第2ステージ:スイングのテクニック
第3ステージ;バイオメカニクス
第4ステージ;Play the game (プロセス、ルーティン、インナーゲーム、メンタルマネージメント)


ゴルフはフォーカスのゲームです。フォーカスを維持することで、自分の総体的な見方を維持することができます。

トーナメントの後のインタビューなどで 「Put things in Perspective 」と聞かれます。「物事を総体的にとらえる」というような意味で、「Perspective (総体的にとらえる、客観的に見る)」であることは、いろいろなプレーヤーが口にする言葉で、ゴルフでは大事なことです。

総体的に物事をとらえて、自分の周りで何が起こっているかに注意を払います。

クリアなマインドで今日自分がどんな風にゴルフに向き合うか決定します。

1)コースで練習をしているのか?
2)社交のゴルフなのか?
3)ビジネスのゴルフなのか?
4)競技のプレイなのか?

1)コースでの練習
日本では、なかなコースで練習するという境遇はありませんが、こちらでは、(特に冬のこの時期など)あまりコースに人がいなくなるこの時期は、練習に最適な時期です。

練習のときも18ホールのラウンドを6ホールづつの3つに分けて考えて、1番ホールから6番ホールは、例えば、歩いているとき、スイング中、フィニッシュのポスチャー(自分の構え)にフォーカスしてプレイするとか、7番ホールから12番ホールはリズムとタイミングにフォーカスするとか、最後のホールはショットメイキングにフォーカスするとか等々。テーマを変えて取り組んでみるののもフォーカスレベルを維持することができます。



2)社交のゴルフ
その日のゴルフが、会社の同僚や、友達との社交のゴルフであったら、勝ち負けとか、スコアのいい悪いに関係なく、フィーリングにフォーカスしてプレイします。
ミスショットをしても、怒ったり、スイングの技術を解析したりということはなしです。それはその日の社交ゴルフには全く重要でないからです。

ショットとショットの間の時間を有効に過ごします。ルーティンにはいったら、自分のゴルフにフォーカスしますが、ショットの後は、スイッチを切り替えて、社交のゴルフに戻ります。



3)ビジネスゴルフ
その日のゴルフが接待とかビジネスのゴルフだったら、仕事はショットとショットの間に行われるでしょう。

自分のルーティンに入ったらゴルフにフォーカスし、プレイがすんだら、仕事の会話に戻ります。
ショットの後のリアクションや、コミットメントをビジネスパートナーは見ているかもしれませんから、自分の態度はいつも、ポジティブであるように心がけましょう。

ビジネスとゴルフのいいバランス具合を見つけます。

4)競技ゴルフ
競技のゴルフであっても、やはり物事を総体的に見通す必要があります。
自分の感情を確認しながら、自分のゲームプランにフォーカスします。

ラウンド中にアンラッキーなことがおきて、思うようなスコアが出なくても、ショットの間を楽しむという目的にコミットして、いい態度を維持するような方法を探す必要があります。

ゲームプランは自分の長所を活かしてものにして、自分の弱点を遠ざけたものにします。
自分が持つ技術を生かしたものして、その次のレベルでプレイするのは、その次のレベルが自分のものになったときにします。
自分がポジティブな態度でいられる目的を選ぶことが大事です。




その日の目的がなんであったとしても、コースで自分の時間を有効に使うことが大事です。それは、コースにいる間の約80%の時間は、ショットとショットの間に費やされるからです。

New Horizons Golf Approachでは、「スイッチを切り替える」ということで、気持ちの切り替えを表現しています。


ショット状況を判断して、どんなショットをするか決まったら、コミットして、スイッチ切り替えて、自分のルーティンに入ります。自分のイメージしたショットをイメージして、プレイします。



ショットが終わって、自分のボールが着地するのを確認して、自分のショットについて軽くレをビューしたら、スイッチを切り替えて、ショットとショットの間のモードに戻ります。

Vision 54の、ボーダーライン、プレイボックスのようなイメージです。

メンタルコーチのセミナーなどでは、言葉が違うものの、いろいろな先生がこの「スイッチの切り替え」について話しをしています。

実際にスイッチはなくても、スイッチを切り替える’イメージが大事です。

それでこそ、Perspective (総体的な見方)を維持できると思います。

まず、4時間から5時間のゲームでずっとプレイモードでいることは困難ですし、ずっとプレイモードでいたら、自分のショットの解析や、「○○だから、今日はXXになっちゃう、、」とかストーリーを作って、自分のその日の目的が達成できなくなってしまいます。

どの段階でスイッチオンするか、スイッチを切り替えるかというのは、個人差があります。

プレイモードにはいったら、静かにフォーカスしたい人と、話すのをやめない人もいます。
それぞれ個人差があります。




次回はその個人それぞれの傾向(disposition ) について書きたいと思います。





2016/01/04

New Horizons Golf Approach -ニュー・ホライズンズ・ゴルフ・アプローチのメンバ-募集中!-

New Horizons Golf Approach(NHGA) は、ゴルファーが自分のゴールに達成するために導く、総合的なゴルフのアプローチです。




New Horizons Golf Coachとして、私もレッスンにNew Horizons Golf Approachを取り入れていますが、下記の4つのステージに分かれています。




ステージ1.ゴルフのファンダメンタル

私がゴルフアーに最初に指導する内容です。
ジュニアゴルフアーもこのファンダメンタルにフォーカスしています。
それは、ファンダメンタルがこれからのゴルフジャーニーを楽しむために大事なものだからです。

New Horizons Golf Approachファンダメンタル

ファンダメンタルを学ぶ際に、プレイヤーは、自分に合うスイングセイイングを見つけます。
そのスイングセイイングを使ってプレイすることで、プレイヤーはアスレティックに、リズミカルなスイングをすることを学びます。



また構えに対して、クラブフェースがどこを向いているか、フィニッシュの方向によって、球筋が変わるのを体感します。

ファンダメンタルを理解していると、ラウンド前のウォームアップも自分に合った効果的なものになるのはもちろん、コースで調整したりということもしやすくなります。

韓国人選手が強いのも、「ファンダメンタルがしっかりしている」とよくコメントされています。

ステージ2.スイングのテクニック

自分にあったスイングのテクニック、パワースタッキング(パワーの積み重ね)のプロセルを学びます。

スイングテクニックに関するブログはこちらから

パワーは地面から
お尻をセットしてスイング!体が硬くても大きくターン
皆さんはGo-to Shotを持ってますか?
グリーン周りのショットの優先順位

ステージ3.バイオメカニクス (「Secrets of Owning your Swing」-自分のスイングを見つける秘訣)



自分に合ったバイオメカニクスを学びます。
バイオスイングダイナミクス理論で紹介されている理論です。

バイオスイングダイナミクス理論

体は構造上の影響を大きく受けています。足の長い人、手の短い人、胴体の長い人等々、体は様々でスイングも様々です。

また怪我や病気などによる機能上の影響もあります。

今までのスポーツの履歴や、運動神経によるダイナミックな影響もあります。

自分に合った、スイングを理解して、そのスイングを繰り返しプレイすることによって、自分の究極のゴールに近づくことができます。

ステ∹ジ4.自分のゴルフをプレイする

自分のベストなパフォーマンスをするための、ルーティンや、心構えなど、メンタル面インナーゲームについて中心に学びます。
どのように自分のスイングやパフォーマンスを維持していくかを学びます。






レッスンでは、ステージ1から始めて、ゴルファーに必要なテクニック(ステージ2)を学びながら、自分のバイオメカニクスを理解する(ステージ3)を含めています。

またラウンドレッスンでは、レベルにかからわず、メンタル面、インナーゲーム、自分に合ったプロセス、ルーティンについての指導をしています。

New Horizons Golf Approachでは2016年からメンバーを募集しています。

メンバーにはメンバー限定のビデオや、ドリル、トレーニングツールの紹介、ディスカッション等を予定しています。
ご興味のあるかたは、こちらから


私もNew Horizons Golf Coachとして限定ビデオに登場するかもしれません!
ご期待ください!