2012/11/29

USGA proposed the rule change of Anchoring the Club ~USGAがルール変更を提案~

USGAとR&Aが、ロングパターやベリーパターの使用時に、一部のプレイヤーが行う 「Anchoring」 (パターヘッドのグリップの部分を体の一部につけたままストロークするなど)のストロークを禁止するというルールを提案しました。

ルールで使用できるベリーパターや、ロングパターの使用を禁止するということではなく、体の一部にグリップの一部をくっつけて、軸を利用してストロークするのを禁止するということです。

こちらのGolf ChannelやInternet のゴルフNewsなどでは大分話題になっています。

ルールの変更が2013年に決まると2016年以降に施行になるようですが、ツアーでどう対応するかは、来年早々のプレイヤーズ会議で話題になるようです。

PGAツアーをはじめ、Championツアーではべリーパター、 ロングパターを体の一部につけてストロークするプレイヤーも多く、賛否両論。

いろいろと思い浮かぶプレイヤーも多いはず。。。。



どういう扱いになるのか、注目の話題です。

最近では、ロングパター、ベリーパターでゴルフを覚えたジュニアもいるようで、全てのレベルのプレイヤーにゴルフを楽しんで欲しいというUSGAも、いろいろと複雑です。

これからゴルフを始める皆さんは、従来のパターでのストロークを練習しましょう。

USGAのウェブサイトはこちらから

USGAの解釈説明のYou-Tubeビデオ

2012/11/26

呼吸が大事 ~一時帰国中のレッスンから~



ゴルフピラティスの生徒さんのコンペでレッスンをさせていただきました。

ピラティスのレッスンではうまく呼吸をしていると思われる生徒さんですが、ゴルフでは呼吸を忘れがち。。。と思われる方も、、、

ピラティスの呼吸法は、おなかをへこませて、鼻で息をすって、さらにおなかをへこませて、息を口から出して、背中とおなかをぴったりと、くっつけるような意識です。




元気を大きく吸い込んで、ゴルフ場での不安や恐怖、いやなことを全部吐き出す意識で呼吸をします。







ゴルフのツアープロのメンタルトレーナーのペアレント博士は、著書の中で深呼吸についてこのように説明しています。


「深呼吸とは?」

- 背筋をきちんと伸ばして正座するか直立して、目を閉じる

- ゆっくりと鼻で呼吸し、息が喉から下がっていくのを感じる

- 数回の呼吸で背中に空気が入っていって、尾骨に届くように感じるようになる

深呼吸をすることによって、肩甲骨が少し広がり、胸郭の後ろの部分が広がる。尾骨に空気が届くことによって、背中が大きく、長くなっていくように感じ、スタンスでどっしり構えられる。。。

と説明しています。

ゴルフ場で目を閉じて呼吸をする時間がないかもしれないですが、普段の生活で深呼吸をする練習をしてみては如何でしょうか?

急いで呼吸をしていても、空気が体の中に入っていく感じが掴めません。


また、ペアレント博士は、深呼吸の効用として、

「ショットごとにルーティン中に必ず深呼吸をする」

ことを薦めています。これは私も生徒さんにルーティンに深呼吸を含めるようにお願いしています。


深呼吸をしてからボールに向かって歩き始める。。。


私のルーティンの例1) 自分のターゲットをクラブで差して、ターゲットを確認してから、ターゲットに対してスクエアに、構える



2) スイングセイイングを使って、素振りをするー自分のショットをイメージ
3) ボールにクラブヘッドセットして構える
4) ターゲットをもう一度確認する(ターゲットと自分を結ぶ) - 自分のショットの軌道を想像する
4) ワッグル2回
5) 深呼吸してクラブヘッドを静止させる 
6) ターゲットに向かって振り切る 



「スイングのテンポはバックスイングが始まる前に決まっている」

とペアレント博士は言います。
充分に息を吐き出すとスイングも大きくて滑らかになるといっています。

「スイングが早い」ときは、完全に息を吐き出していないときだと、説明しています。

明日の一番ティー、大きく鼻から息を吸って、完全に吐き出してから、ショットに臨んで下さい。

大きくて滑らかなスイングテンポを体感できると思います。

2012/11/22

どうして池に吸い込まれるか?~一時帰国中のレッスンより~

ラウンドレッスンのときに、調子よくスイングしていた〇〇さんですが、「どうも池が苦手で。。。」といったとたんボールが右に飛び出し、見事フェアウェイ右側にある池に命中してしまいました。


「池に行くな」「池に入れたくない」と考えたとたん、皆さんのフォーカスは池ということになり、イメージされるショットは池にいってしぶきをあげる自分のショットということになります。

池があると知らないときは、結構うまくいってたりとか。。。


コースにいったら、まず「一番自分が行きたいスポット」を見つけてそのターゲットに集中してください。





「行きたくない場所」 - ネガティブ志向

は捨てて、

「行きたい場所」 - ポジティブ志向

にフォーカスします。


「禅ゴルフ」の著者ペアレント先生は、

「ミスショットだといっても、もともとイメージしたところにボールが打てたのだから、それなりの技術は持っている」と考えるようにしたらどうか、と提案しています。





ゴルフ場では「○○したくない」という思想を排除してください。

「池にいれたくない
「バンカーにいきたくない
OBなりたくない」「
「スリーパットしたくない

という「xxxしたくない」という思想はゴルフ場では全部xです。

フェアウェイの安全なところにターゲットを見つけ、「自分のターゲットにボールを運びたい」という気持ちが大事です。

 
「ここに行きたい」というところをターゲットにして、いいイメージを持ってショットしましょう!


 

2012/11/02

Secrets of Owning your Swing

人それぞれ体が違うように、スイングも人それぞれ異なることをブログでも紹介しています。

トーナメントで優勝するプレイヤーも毎週異なれば、スイングも全く違います。


ゴルフのスクールやレッスンで、先生から同じ事を言われても、簡単にできる人と、どうしても理解できない、出来ないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それは、ゴルフのインストラクションが一つのパターンしか紹介していなからという原因もあります。
違う方法だったら、簡単に、反復性の高いスイングの実現が可能になるのです。

New Horizons Golf ApproachのFounder である Ed Tischler はさらに、スイングのリサーチを続けて、バイオメカニクスに基づく、新しいスイング理論を、「Secrets of Owning Your Swing(自分のスイングを持つ秘訣)」という著書にまとめています。



著書では、 Accuracy (正確性)の要素として、4点、 Power (パワー)の要素として4点、またGood Feel (いいフィーリングでスイングする)要素として4点をピックアップしています。

その4つの要素とも、3つのオプションがあり、スイングはざっと36通りのパターンが考えられるとしています。

Accuracy (正確性)の要素 
- Swing Path (肘、2の腕の動き), 
- Swing Track (バックスイングのプレーン)
- Wrist Lever Action (手首の使い方)
- Lever Delivery Action(インパクトからフォロースルーの動き)

Power (飛距離)の要素 
- Swing Anchor (スイング軸)
- Torque Action (ねじれの動き)
- Clearing Action (トランジションのときの下半身の動き)  
- Axis of Symmetry(上半身の回転の動き)

Good Feel(フィーリング)の要素 
-Swing Linkage(タイミングに関連。体のどこの分でコネクトしてボールにアプローチしていくか)
-Swing Slotting (ダウンスイングのプレーン)
-Postural Release (フォロースルーからフィニッシュに関連。どのようにリリースするか)
-Arc Management (スイングアーク)         

いろいろと関連している要素もあるので、特に全てのゴルフアーが、知っていると役に立つ部分を、次回以降に紹介していこうと思います。   

New Horizons Golf Approachに基づくゴルフレッスンでは、皆さんの体、長所を活かした、自分独自のスイングを見つけて、伸び伸びとスイングすることに重点をおいています。

        
さらに詳しく知りたい方は、こちらから


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