2015/10/29

コースレッスンでフォーカスすること - 自分のベストをプレイするために -

コースは今まで練習してきたスキルを実践する場所で、練習場で学ぶことを大きく内容が変わってきます。

今後のコースレッスンでは、特に下記のようなことにも、フォーカスしていきたいと思っています。

プレイボックス、思考ボックス& 境界線 
(これは練習場でも意識して練習していただいてますが)

プレイボックス、思考ボックスについてはこちらからもご確認いただけます。

先日紹介したブログのコースでプレイするための8つのスキルから、特にバランス、リズム(テンポ)と体の力の入り具合にフォーカスしていきたいと思います。


Vision54のコーチPia NilssonとLynn Marriottは、プレイするときに、考える場所(思考ボックス)とプレイする場所(プレイボックス)を分けるように、著書で説明しています。

(他のメンタルコーチも、言葉は違うながらも、同じことようなことを唱えています。)

ゴルフは色々と考えることが多いですが、ライや、クラブ選択やショットの形など、考える場所は思考ボックスです。

思考ボックスの要素には次の二つがあります。

1)状況を判断してどんなショットをするか割り出す

2)明確に自分のすることを判断して、コミットする

思考ボックスでのポイントは考えすぎない
結果を恐れない
自分に正直になる(自分のフィーリング、直感を大事にする)
自分の判断を信じる
明確、簡潔でポジティブな判断
プレイボックスへ移る準備



ティーボックスからの景色を見てどんなショットをイメージしますか?


決定的な場面での、ショットの判断には、ヒーローになるような自分のベストをイメージするのではなく、その日に自信があるショット、自分がプレイしやすいショットで、ミスが少ないものを選択する。

自分に正直になる
自分の内側にいるゴルファー(インナーゴルファー)に聞いてあげるといいでしょう。

Go-To-shotについて(自分が安心できる、自信が持てるショット)はこちらから


思考ボックスで、プレイヤーによっては、ショットをイメージしたり、ショットをイメージしながら素振りをしてみたりということが行われます。

自分にはどんなことが合っているか?確認していきましょう。

自分の判断にコミットしたら、境界線をまたいで、プレイボックスに入ります。

ゴルフはミスがつきもののスポーツですが、コミットすればするほど、ミスをしてもそのミスから学ぶことは有効になります!

プレイボックスはスイングセイイングや自分のスイングのキューを活かしてプレイします。

パンチしたり、キックしたりというのと同じで、プレイするだけです。

余計なことを考えたら、境界線をまたいで、もう一度思考ボックスに戻ります。

プレイボックスのポイントは下記のとおり

1)感じていることに敏感になる(考えていることと感じていることの違いを理解する)

2)今の瞬間に集中する。過去のショットは今日のスコアの合計(未来)等は、考えない

3)プレイボックスでどんなことが一番自分のプレイにつながるか理解する

4)毎回自分のショットに没頭する

ゾーンのような絶頂のパフォーマンスは、右脳がよく働いているときです。自分の直感やフィーリングが大事になります。意識して自分の五感のセンス(感覚)を磨いておきましょう。



グリーンの速さも足の裏で感じられるように。


ゴルフは4時間半から5時間のゲームですが、全て集中しているのは、難しいので、ショットのときにフォーカスして、そのあとは、リゾート気分のように景色を楽しむとか、ショットとショットの間の時間の使い方が重要になります。

プレイボックスでの時間は、4秒から9秒くらいが理想的。
短ければ短いほど。

ただ、プレッシャーが掛かった場面で、極端に急いだり、ゆっくり時間をかけたりしないこと。
自分の理想的なプレイボックスでの時間を見つけることが重要。

「頭を空っぽ」にしてプレイすると良かった、、、とは生徒さんの多くが口にしますが、人間は本能的にに、「何もなくなると、何か考えて、頭をうめようとする」ので、

頭を空っぽにした後に、自分のショットのイメージに戻る

ということを勧めたいと思います。

私は、「スイングセイイング」が自分のプレイには役立っています。

ショットが思ったようにならなかったときは、

スイングセイイグを最後まで言ってなかった
力が入ってスイングの途中で終わってしまった
自分の判断を100%コミットしてなかった

等すぐに気がつくことができます。


プレイボックスは自分のスイングセイイングでプレイするのみ!



プレイッシャーのかかる場面でも自分のプレイにフォーカスできます。

ショットのプロセスは思考ボックス、ターゲットはプレイボックスのイメージです!

皆さんにはどんなことが合っているか、次回のラウンドレッスンで、見つけていきましょう!











2015/10/22

「Play your best Golf Now!」  を読んで

Vision 54のPia Nilsson とLynn Marriottの3冊目の本です。初版が2011年なので、少しこの本に到達するまで時間が掛かってしまいましたが、充実した内容の濃い本です。

Vision54 の理論を紹介してからの月日を感じましたが、ツアープレイヤー、ゴルフコーチ、ゴルファー、ゴルフ業界の著名人、ビジネス分野の著名人色々な分野からのお墨付きを得た本です。


 別の著書「Every shot must have a purpose」についてはこちらで紹介しています。

「今、自分のベストをプレイする」ということで、プレイすることに必要な8つのプレイするためのスキルが紹介されています。またゴルフ場でいいプレイをするために有効な練習方法も紹介されています。

8つのプレイするためのスキルとは?

1.100%今自分がしていることに没頭する (プレイボックスでの状態)

思考ボックス、プレイボックス についてはこちらから 

2.判断とコミット - 信じることが大事

3.バランス - 身体的、感情面でのバランスが必要

4.自分のテンポ、リズムを知る

5.テンションをうまく扱う -自分に最適なテンション(力の入り具合)を知る

6.感情面の立ち直り - 残念なことが起こっても、早く立ち直る





7.良かったことを覚えておく 



子供たちは楽しかったことしか覚えてません!






8.ネガティブな独り言をポジティブに変える

ということで、練習場でいつも練習しているゴルフのスキルとは全く異なるものかもしれません。
自分で、どんなことをしたらゴルフ場で役に立つか、自分で自分のことに気が付くようになることが大事です。

後、有効な練習は、私もレッスンで度々紹介する練習も含まれています。

1.練習場でシミュレーションゴルフ(ゴルフ場をイメージする、ターゲットを変える、色々なシチュエーションを想定する)


2.自分のスキルを統合させる練習
テンポの練習をどのようにコース実践していくかの練習等。プレショットルーティンからプレイしてみる等。


プレイヤーの多いパターンは、コースで何か残念なことが起こると何かを変えようとする

でも、何が自分に起こっていたか、気が付いてあげることが大事です。

同伴プレイヤーのことが気になった
周りの音が気になった
力が入った
スイングのリズムが早くなった

等々。スイングのテクニックとは別のことが多いです。

コースでは(もちろん練習場でも)いいプレイをするためには、ハッピーな状態でいることが大事です。幸せな状態だと、いいホルモンが分泌されるようです。

ということで、ドリルの一つのなかには、

ずっと笑いながらスイングしてみる

とか

笑いながらパットしてみる

とか。とても、楽しそうなドリルなので、今度レッスンで試してみようかな、、、と。

今後のプレイイングレッスンでは、PiaとLynnの本をもとに、プレイするスキルを伸ばすためのプレイボックス、思考ボックスの練習をさらに加えていきたいと思ってます。


もちろん、本の中で、

「たった一つのスイングが自分に合うスイングです!皆さんはそのスイングを見つけて繰り返すことが大事」

と。私はその皆さんのスイングを見つけるお手伝いをしています!
コースでもそのスイングを繰り返すことができるように、プレイするスキルも磨くこともお手伝いしています!

ご期待下さい!



2015/10/16

11月14日(土)ジュニアゴルファーについてのセミナー開催~アメリカと日本のジュニアゴルファーの育成法の違い~

日本に滞在中にジュニア向けのセミナーも開催することになりました。

アメリカも日本と同じく、ゴルフを子供の頃から親しんで、一生のスポーツとして楽しんでもらうために、ジュニア向けのプログラムが多くみられます。



そのジュニア向けのプログラムの一つである、ファーストティのプログラムに携わっていますが、ファーストティのプログラムについて紹介するほか、ジュニアゴルファーを持つご両親がどのように子供(ゴルファー)と接していくかとか、アメリカのエリートジュニアについても少し話ができればと思っています。




「アメリカと日本のジュニアゴルファー育成法の違い」

場所 : 東宝調布スポーツパークセミナールーム
日時 : 11/14(土) 10:00-12:00
10:00-11:00 実際のアメリカでの事情を映像を通してお伝え致します。
11:00-12:00 ディスカッション
費用 : お一人5000円
講師 : US LPGA A級ティーチングプロフェッショナル
クニコ ティシュラー、 ヨッシー小山

このセミナーは日本でアメリカで活躍中の、ヨッシー小山プロと一緒に行います。

アメリカで子育て経験を持ち、現在はアメリカや韓国を行き来しながら日本を拠点にレッスンを展開している、今年国際部門のティーチャー オブ ザ イヤーへのノミネート評価を受けたヨッシー小山プロ。

ジュニアゴルファーについての知識や経験も豊富なので、楽しいお話しが聞けることは間違いなしです。

ファーストティや、USキッズゴルフなどの、プログラムは、大学の教授や心理学の博士、有名なゴルフコーチなどがアイディアを絞って、とても充実したプログラムになっています。

日本の教育方法とは違うので、新たな発見があると思います!

ジュニアゴルファーは、いいプレイや、いい態度だったプレイヤーに送られる報酬(プレゼント)が大好き!これを上手く活かしていくことも大事!




ぜひご検討下さい!




2015/10/15

Caddying for my husband! - キャディとしてトーナメント観戦 -

この3週間で、3回のトーナメントで、主人のキャディとして手伝いをしてきました。

オハイオ州トリドで開催されているトリド・オープン。

レッドアイで飛んでトーナメントに駆けつけました。







カリフォルニア州シーサイドで開催されているバトル・アット・ベイヨネット






同じくカリフォルニア州モントレーのDel Monte GCで開催されるモントレー・オープンです。






この時期は、ツアーのQスクールを控えたプロ達が腕ならしで、トーナメントに参加しています。

一緒にラウンドしたプレイヤーの中では、優勝争いに絡んだプレイヤーもいて、色々と勉強になりました。

スイングやショートゲームはもちろんですが、皆とても我慢強いです。
最後の最後までルーティンを怠ることなく、プレイします。

素晴らしいロングドライブもたくさん見ました。
軸のブレないスイングです。

調子がいいプレイヤーでもすべてのショットがいいわけではなく、いかにミスを最小限にするかというのが重要です。ショートゲーム、パッティングが重要になってきます。

もちろん、一番効率的な戦略を選ぶ能力も大事ですよね。

ヘッドスピードは速いプレイヤー達ですが、のっしのっしとゆっくり自分のボールに移動するプレイヤーもいます。

うちの旦那さんは速く移動して、すぐにプレイしてしまうタイプですが、、、

それぞれ、自分のリズムを大事にしています。

ペースが違ったりしてもイライラしたりする姿は見られませんでした。

最後のトーナメントの初日に一緒にラウンドしたプレイヤーの一人は、8アンダーの大健闘。

大きな人ですが、ゆっくりとしたリズムです。

2日目は残念ながら、ティーショットのミスから始まって6オーバーのラウンドとなってしまいました。
2日目はミスが先行したのもあり、ラウンドの始めは少しリズムが早い感じでした。

大変なライもありましたが、終始落ち着いてプレイしていました。

ゴルフはミスがつきもの。
そのミスにいかに対応していくかが大事です。

どんな状態にあっても自分のペースを大事にしてプレイしていきたいものです。

イリノイ州とカリフォルニア州を往復しながら、忙しいスケジュールの中のトーナメントでしたが、今日はやっと私も一緒にラウンドすることができました。。。


キャディーよりもプレイヤーの方が楽しいですね~








2015/10/10

LPGA National Pro-Am @Pebble Beach! -ぺブルビーチでのプロアマトーナメント!

私の属するLPGAのティーチング&クラブプロ ディビジョンでは、
2016年5月8~10日ぺビルビーチで、プロアマトーナメントを開催予定です。

日程:2016年5月8日(日)~10日(火)
スケジュール:
5月8日(日)ウェルカムレセプション (スパニッシュベイ)
5月9日(月)11:30~ ぺブルビーチでラウンド(ランチ付き)
5月10日(火)11:30~ スパニッシュ・ベイでラウンド
スパニッシュベイからの景色


6:30~ スパニッシュベイのセントアンドリュースルームにてレセプション

7:00~ 表彰式 
トーナメント方式;プロ1名(私)+アマチュア4名の5名チームの2ベストボール   
費用:$4000














費用に含まれるもの:
スパニッシュベイで3泊(一室/2名)
ぺブルビーチでの1ラウンド
スパニッシュベイでの1ラウンド
朝食
ランチ
表彰式のディナー
スペシャルコンテスト
ギフトパッケージ
滞在中のKuniko Special Attend!
(ツアー、ラウンドティップ、レッスン等々)
*練習ラウンドは含まれません!


ディポジットポリシー:予約時$1000 

(2016年2月15日までに全額)







練習ラウンドについて:


練習ラウンドはエントリーフィーに含まれておりません!







別途予約が必要です。ご希望の方には予約をします。

練習ラウンド費用:
ぺビルビーチ$495ドル/プレイヤー
スパニッシュベイ:$212/プレイヤー 
*値段は変更になる場合もあります。


宿泊施設













イン・アット・スパニッシュベイ (宿泊施設)
スコットランド・スタイルのリンクスゴルフコースである、スパニッシュベイゴルフコースに隣接しています。夕方にはバグパイプの演奏も。殆どの部屋にはパテオかバルコニーがあり、暖炉があり、落ち着いて雰囲気です。Free Wifi設置。



スパニッシュベイでのバグパイプ演奏


 Pebbleでは鹿たちと一緒にプレイできます!




まだ来年の話ですが、先着20組までのトーナメントなので、そうそうに埋まってしまうと思います。ご希望の方はお早目に!

2015/10/01

Dreams and Goals - 自分の夢と目標- ~The First Tee Birdie Level ~

ファースト・ティというジュニア向けのゴルフプログラムは、年齢、ゴルフのスキルレベルにより、段階があります。





エントリーレベル(小学校低学年)は、プレイヤークラス

それから、筆記試験(ファーストティのコアバリュー、ゴルフのルール、エチケット等)を経て、パークラス、バーディークラス、イーグルクラスと進みます。

今私は、プレイヤー、パー、バーディのクラスで教えていますが、バーディともなるとゴルフのスキルはもちろんのこと、ライフレッスンの方もかなりレベルアップしてきます。




バーディの最初のクラスは「自分の夢と目標」

自分の将来の夢、ゴルフでの自分の夢等について、書き出して、友達たちと情報を交換していきます。

そして、その夢を達成するためにどんな目標が必要か自分で書き出していきます。

その目標が達成可能な目標を設定するためには、下記のようなガイドラインがあります。

1.ポジティブなもの

2.自分にとって大事なもの

3.詳細なもの

4.自分でコントロールできるもの

その目標も次の種類があります。

- 結果の目標 (100を切る、90を切る、80を切る 等)- 自分でコントロールできないもの

- プロセス(経過)目標 - 技術向上のための目標、自分の好ましい結果の目標達成のための戦略等 (自分でコントロールできる - 週に3回以上6フィートのパットを練習する 等)

- パフォーマンスの目標 - 練習、コースでのパフォーマンスの目標
(グリーンを外した時に、50%’はアップ&ダウンしたい 等)

私もバーディクラスの生徒さんたちと一緒に学んでいます。

レッスンにいらっしゃる方も「レッスンを受ければ上達するのではないか」ということでいらっしゃいますが、自分の目標が設定されている場合は、さらに効果的にレッスンも受けられると思います。

こんな引用があります。

「もし何が欲しいか知らなかったら、多分それを得ることはないだろう」

Oliver Wendell Holmes (物理学者、詩人、教授であり作家)


一緒に再度見直して、目標達成に何が必要か確認して、一緒にレッスンで取り組んでいきましょう!


             私も地道に練習しています。。。