「New Horizons Golf Approach」
ニューホライズンズ ゴルフ アプローチ
~自然にかつアスレティックにプレイするための革新的なアプローチ~
New Horizons Golf Approachは、次の4段階のステージで成り立っています。
第1ステージ;ゴルフのファンダメンタル
第2ステージ:スイングのテクニック
第3ステージ;バイオメカニクス
第4ステージ;Play the game (プロセス、ルーティン、インナーゲーム、メンタルマネージメント)
ゴルフはフォーカスのゲームです。フォーカスを維持することで、自分の総体的な見方を維持することができます。
トーナメントの後のインタビューなどで 「Put things in Perspective 」と聞かれます。「物事を総体的にとらえる」というような意味で、「Perspective (総体的にとらえる、客観的に見る)」であることは、いろいろなプレーヤーが口にする言葉で、ゴルフでは大事なことです。
総体的に物事をとらえて、自分の周りで何が起こっているかに注意を払います。
クリアなマインドで今日自分がどんな風にゴルフに向き合うか決定します。
1)コースで練習をしているのか?
2)社交のゴルフなのか?
3)ビジネスのゴルフなのか?
4)競技のプレイなのか?
1)コースでの練習
日本では、なかなコースで練習するという境遇はありませんが、こちらでは、(特に冬のこの時期など)あまりコースに人がいなくなるこの時期は、練習に最適な時期です。
練習のときも18ホールのラウンドを6ホールづつの3つに分けて考えて、1番ホールから6番ホールは、例えば、歩いているとき、スイング中、フィニッシュのポスチャー(自分の構え)にフォーカスしてプレイするとか、7番ホールから12番ホールはリズムとタイミングにフォーカスするとか、最後のホールはショットメイキングにフォーカスするとか等々。テーマを変えて取り組んでみるののもフォーカスレベルを維持することができます。
2)社交のゴルフ
その日のゴルフが、会社の同僚や、友達との社交のゴルフであったら、勝ち負けとか、スコアのいい悪いに関係なく、フィーリングにフォーカスしてプレイします。
ミスショットをしても、怒ったり、スイングの技術を解析したりということはなしです。それはその日の社交ゴルフには全く重要でないからです。
ショットとショットの間の時間を有効に過ごします。ルーティンにはいったら、自分のゴルフにフォーカスしますが、ショットの後は、スイッチを切り替えて、社交のゴルフに戻ります。
3)ビジネスゴルフ
その日のゴルフが接待とかビジネスのゴルフだったら、仕事はショットとショットの間に行われるでしょう。
自分のルーティンに入ったらゴルフにフォーカスし、プレイがすんだら、仕事の会話に戻ります。
ショットの後のリアクションや、コミットメントをビジネスパートナーは見ているかもしれませんから、自分の態度はいつも、ポジティブであるように心がけましょう。
ビジネスとゴルフのいいバランス具合を見つけます。
4)競技ゴルフ
競技のゴルフであっても、やはり物事を総体的に見通す必要があります。
自分の感情を確認しながら、自分のゲームプランにフォーカスします。
ラウンド中にアンラッキーなことがおきて、思うようなスコアが出なくても、ショットの間を楽しむという目的にコミットして、いい態度を維持するような方法を探す必要があります。
ゲームプランは自分の長所を活かしてものにして、自分の弱点を遠ざけたものにします。
自分が持つ技術を生かしたものして、その次のレベルでプレイするのは、その次のレベルが自分のものになったときにします。
自分がポジティブな態度でいられる目的を選ぶことが大事です。
その日の目的がなんであったとしても、コースで自分の時間を有効に使うことが大事です。それは、コースにいる間の約80%の時間は、ショットとショットの間に費やされるからです。
New Horizons Golf Approachでは、「スイッチを切り替える」ということで、気持ちの切り替えを表現しています。
ショット状況を判断して、どんなショットをするか決まったら、コミットして、スイッチ切り替えて、自分のルーティンに入ります。自分のイメージしたショットをイメージして、プレイします。
ショットが終わって、自分のボールが着地するのを確認して、自分のショットについて軽くレをビューしたら、スイッチを切り替えて、ショットとショットの間のモードに戻ります。
Vision 54の、ボーダーライン、プレイボックスのようなイメージです。
メンタルコーチのセミナーなどでは、言葉が違うものの、いろいろな先生がこの「スイッチの切り替え」について話しをしています。
実際にスイッチはなくても、スイッチを切り替える’イメージが大事です。
それでこそ、Perspective (総体的な見方)を維持できると思います。
まず、4時間から5時間のゲームでずっとプレイモードでいることは困難ですし、ずっとプレイモードでいたら、自分のショットの解析や、「○○だから、今日はXXになっちゃう、、」とかストーリーを作って、自分のその日の目的が達成できなくなってしまいます。
どの段階でスイッチオンするか、スイッチを切り替えるかというのは、個人差があります。
プレイモードにはいったら、静かにフォーカスしたい人と、話すのをやめない人もいます。
それぞれ個人差があります。
次回はその個人それぞれの傾向(disposition ) について書きたいと思います。
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