2016/01/08

Maintain your Disposition - 自分のおちいりやすい傾向を理解しておく-

コースでは、プレイするときもプレイモードと、ショットとショットの間のソッシャル(社交)モードを分けるようにすると、フォーカスが保てるという話をしました。



ショットとショットの間はポジティブでいられるようハッピーな状態でいることが大事です。



そのためには、自分のどんな傾向が、自分のより優れたプレイにつながるか、理解しておく必要があります。それは自分の態度がパフォーマンスに大きな影響を与えるからです。

Disposition (自分が陥りやすい傾向)は、自分の性格、自分の気持ち、気性が関係してきます。

Dispositionは、人生や今置かれている状況への基本的な態度が関係してきます。

過去の成功や、失敗、信頼や決断など過去の経験に対して、自分がどのように物事をとらえているかによって、現在の傾向が変わってくるということです。

ゴルファーが確認しておきたいのは、どのような傾向が一番いいパフォーマンスをもたらすかということです。

どんな自分の性質がポジティブで、生産的な方法を生み出すか、どんな性質が、消極的で非生産的な結果につながるか、自分で気が付くことが必要です。

あまり攻撃的過ぎても、あまり守りすぎても、自分の思うような成果につながらないかもしれませんので、一番生産的な方法を理解するということです。



いいパフォーマンスにつながる傾向を知るには、コースでどんなことが起こっているか、注意を払うことが大事です。

どんな気持ちでプレイするのが一番自分に合っているか知るように、心がけてください。

ゴルファーによっては、攻撃的なモードが合っている人もいるでしょう。少し受け身な攻撃モードがいいのか、スムースな攻撃モードか、コントロール的な攻撃モードがいいのか、理解できると思います。

保守的なゴルファーもどんな保守モードがいいのか、ポジティブな保守モードがいいのか、アクティブな保守モードがいいのか、、、等々

タイガー・ウッズなどは、勝っているときのIntensity(熱中度)を見ていると、とてもアグレッシブ(攻撃的)でそのモードがいいパフォーマンスがでると思いますが、全てのプレイヤーがタイガーのようにプレイするわけではありません。

私は、攻撃的になりすぎると、アドレナリンが出すぎて、グリーンオーバーしたり、パットもオーバーしたりという傾向があるので、少しコントロールした攻撃モードくらいが合っていると思います。

傾向として、あまり考えすぎるとよくないですが、自分のショットを確認する思考ボックスの時間が短すぎても、あまりいいパフォーマンが得られません。

実際にスイッチオンしてプレイモードになったら、あまり時間を掛けない方がいいスイングができます。

ルーティンも「いつもこの長さ」と秒数が正確に決まっているプレイヤーも、大きくは変わりませんが、「だいだいこの長さ」というプレイヤーもいます。

ジョーダン・スピースは、「Small Target」とよくいっていますが、とても詳細なターゲットが必要なようです。私は、あまり詳細なターゲットより、少し、大きなターゲットの方がプレイしやすいです。(まあIntensityのレベルにもよるかもしれませんが)

「ターゲットはどこ?」と聞いて、「正面の木の左側に伸びている小枝を狙え」とか言われるとなかなか、自分のショットがどのようにそのターゲットに向かって飛んでいくかのイメージが難しいです。



自分の今の仕事の状況や、生活で、困難な状況にあったとしても、切り離して、プリショットルーティンになったら、自分が一番生産的な方法を生み出すDispositionでプレイします。

自分がDispositionを弱く、不安定なものにしてしまうと、パフォーマンスもスコアもみじめなものになってしまいます。

自分の生産的なパフォーマンスを生み出す傾向に基づいて、スタートすることで、自分のフォーカスも維持できるのです。

私の生徒さんの数名は、プレイに入っても話すことをやめないプレイヤーが数人います。
そのプレイヤーたちは、声に出していることで、自分の戦略を理解して、積極的なプレイができるのだと思います。このプレイヤーたちが話すのを辞めたときは、まずい瞬間です。。

どんな小さなことでも自分が自然としていることに、気が付いてみてください。



ラウンドにいくまでのドライブでどんな曲を聞いたら、その日はハッピーでいられましたか?
アップビートな曲か、落ち着いている曲か。ニュースとか落語の方がよかったか、、、等々そんなことから始めても。

コースでどんなものを食べたらハッピーだったか。
お腹が空いている方がいいパフォーマンスができたのか 等々。



どんな色のウェアが良かったかとかも。。タイガーの赤は勝負の色。。。
ブルーは冷静になる色と思います。。。

少し難しい話しになりましたが、次回はコースでの心構えについて書きたいと思います。


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