パワーを無駄なく効率的に伝える大事な動きです。
ゴルフのスイングの中でDelivery Action(デリバリー・アクション)は「手首のコック(ヒンジ)で生み出したパワーを手首をほどいて(アンヒンジ)うまくボールに伝える」イメージです。
Power3 Golf Biomechanics では Lever Delivery Action といっていますが、ゴルフではパワーをうまく使うために「てこ」の原理をうまく利用しています。
ボールにパワーを伝えたら、手も手首もクラブも一直線になります。
アンダープレイヤーのテクステンド・デリバリー |
Lever Delivery Actionは、Swing Pathとマッチしていて、クラブを出していく方向がそれぞれ異なります。
サイドオン・プレイヤーは45度方向にリリース。飛び上がるような縦の動きも必要。 |
トップで手首のコック(ヒンジング) を使って、インパクトでコックをほどいて(アンヒンジ)、パワーをボールに伝えます。
よくトンカチで釘をうつときのイメージがたとえになりますが、釘を打つ前は手首を曲げて(ヒンジ)、釘を打つときは曲げた手首を伸ばして(アンヒンジ)、パワーを釘に伝えます。
ゴルフスイングも同じです。
曲げた手首をまっすぐにして、パワーを伝えます。
手首を伸ばしてクラブを出していく方向は前回のブログで話したSwing Path(スイング・パス)によって異なってきます。
それはゴルフスイングは、クラブヘッドをシャフトを使って、動かしていくので、3D(3方向)のアクションで、どのスイングも、下にクラブを下ろしてくる動き(Downward)、ターゲットに向かっていく動き(Forward)、体の外に向かって動く動き(Outward)があります。
クラブフェースがどの角度にボールにアプローチしていくかによって、動きが異なってきます。
1)スイングパスが「オントップ(カバー)」のプレイヤー
Covering Lever Delivery Action(カバー・アクション)
縦に手首をリリースしていくイメージ。インパクトで体が伸び上がる
頭の位置に注目! |
2)スイングパスが「サイドオン」のプレイヤー
Cornering Lever Delivery Action (コーナリング・アクション)
インパクトで体が伸び上がりクラブを縦(下)かつ斜め45度(ターゲットより斜め45度外)に出していくイメージ。
体が縦に伸びてさらに45度方向にアンヒンジ(伸ばしていく) |
3) スイングパスが「アンダー」のプレイヤー
Extending Lever Delivery Action (エクステンド・アクション)
インパクトでボールのラインから平行に左側に手首を伸ばしていく。
インパクトで手首が縮こまってしまうのは、スイングパスと実際にインパクトからクラブを出していく方向がマッチしていないことが考えられます。
また縦の動きが足りないというのも、大きな原因です。(特にオントップ、サイドオンゴルファー)
自分のスイングパスとクラブを出していく方向を確認してみてください。
スイングパスに合えば、もっとラクに手をストレッチすることができると思います。
怪我防止ににも繋がります。
うまくデリバリーしたあとは、フォロー・スルー ~ フィニッシュ。
それもデリバリーの仕方によって少し異なってきます。
次回はフォロースルー ~ フィニッシュのパターンを紹介していきます。
もっと勉強されたい方はこちらから。
e-bookでも入手可能です。
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