2015/01/07

BioSwing Dynamics:Biomechanical Design Overview(10) - Swing Linkage バイオスイング・ダイナミクスの概要(10) - スイング・リンケッジ

Linkage(リンケッジ)というとあまり馴染みがない言葉かもしれませんが、インターネットの「リンク」というのはよくご存じと思います。

リンクは「つなげる」の意味で、リンケッジは「結合」とか「つながり」の意味です。

Swing Linkage は、スイングのフィーリングに重要な要素です。

ファンダメンタルで、フィーリングの要素として、「タイミング」と「リズム」に触れました。
Swing Linkage は、体が一緒に動く、タイミングに関係してきます。

バックスイングのターンで、手は体から離れていきますが、デリバリー(ダウンスイングのアクション)で、腕と体が一緒になってきます。

ゴルフスイングのコネクションといったりして、いろいろな先生がコネクションのドリルを紹介しているのは、ご存じと思います。

私も右サイドのコネクションドリルをいろいろな場面で紹介しています。



Swing Linkage(スイング・リンケッジ)は、このコネクションがさらに進化した形で、足、膝、胴体、肩、膝、手、クラブが全部一緒になって動くゾーンです。

スイングにはこの一緒になるゾーンがあります。


Swing Linkageは次の3通りです。


1) フロント・リンケッジ

インパクトで、ターゲット側の手とクラブがまっすぐになる。
肩、胴体、腕、クラブ、膝、足とすべてが左側のゾーンで一緒になっていることに注目してください。



2) センター・リンケッジ

体の真ん中で、インパクト。
肩、胴体、腕、クラブ、膝、足とすべてが真ん中のゾーンで一緒になっていることに注目してください。



3) リア・リンケッジ

後ろ側ですべてが一緒になって動きます。
肩、胴体、腕、クラブ、膝、足とすべてが右側のゾーンで一緒になっていることに注目してください。





リンケッジによって、ボールの位置も異なっていることに注目です。

それぞれのリンケッジのインパクトのポジションにいくまでのデリバリーの動きが大事になります。


フロイント・リンケッジのデリバリー、インパクト、リリース

例;スイングパスが、サイドオンのプレイヤー




センター・リンケッジのデリバリー、インパクト、リリース
例;サイドオンのプレイヤー



リア・アンカーのデリバリー、インパクト、リリース
例:サイドオンのプレイヤー



スイングの軸と、スイング・リンケージは関係していません。

ベン・ホーガンのように、前軸のスイング軸で、後ろ側リンケッジのプレイヤーも存在します。

タイガーのように、中軸(詳細には中左軸)で、センター・リンケッジという、スイング軸と、リンケッジのマッチしているゴルファーもいます。


昨日触れた、お尻のクリアリング・アクションは、このスイング・リンケッジにマッチしてきます。

スイング・リンケッジは、テスト用のツールを使ってテストします。




このテストは、プレイヤーに合う、グリップ、手首のヒンジングアクションを先に調べてから行います。


インパクトのテストをするとインパクトのイメージがわかってきます。








クラブ以外のもので、インパクトのポジションを調べると、お尻も、膝も、足も、胴体も皆一緒にターゲットの方向に動いています。

これがスイングにも重要です。

自分のスイング・リンケッジを確かめたい方は是非、ゴルフレッスンにお出かけ下さい!


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