2015/01/09

BioSwing Dynamics: Biomechanical Design Features (12) - Arc Management - バイオスイング・ダイナミクスの概要(12) アーク・マネージメント

バイオスイング・ダイナミクスは12種類の切り口から確認して、自分に合うスイングを見い出していきます。

今日が12回目で、体の構造からチェックしていく内容は、これで最後です。

12個目のバイオメカニクスは、「アーク・マネージメント」です。

スイングの最初から最後まで、流れるようなリズムでスイングしていくには、自分のスイングにあった「アーク・マネージメント」を知ることが重要です。

今までは、バックスイングで大きく、ダウンスイングでは狭くという、「ワイド・ナロー」のアークが多く教えられてきました。

私も、日本でゴルフを始めたときに、「バックスイングは肩を回して左手を伸ばして大きく」そして、「ダウンスイングは五木ひろしのように体の近くを肘が下りてくる」と習ったのを覚えています。

これが一般的なインストラクションでした。


「アーク・マネージメント」は、フィーリングの大事な要素で、これはスイング・パスにマッチしていると、スムースにスイングしやすくなります。


「アーク・マネージメント」は次の3通りです。


1)ワイド・ナロー :スイング・パスがアンダーのゴルファー


多く教えられてきた方法。
バックスイングで大きく、ダウンスイングでクラブが体のそばを通過する。

例;ジャック・二クラウス



2) ディープ・ディープ :スイング・パスがサイド・オンのゴルファー

深くバックスイングのターンをして、ダウンスイングも(コーナリング・デリバリー・オプションのため、)クラブは遠回りをして戻ってくる。

例;ベン・ホーガン


3) ナロー・ワイド ;スイング・パスがオントップのゴルファー


バックスイングでは、クラブは体の近くを通過する。ダウンスイングでは、深さが必要になる。
例:トム・ワトソン


以前にお話ししたとおり、ゴルフスイングはスペースをスイングしていくので、縦⇔横⇔深さの動きがすべて必要になります。

スイング・パスによってスペースの使い方が違うので、アーク・マネージメントもスイング・パスによって異なってきます


バイオスイング・ダイナミクスの概要をできるだけ簡単な言葉で説明してまいりましたが、如何でしたでしょうか?

色々な言葉が出てきて、わかりにくいところもあったかもしれませんが、できるだけ簡単に説明してきました。

ゴルファーの皆さんは言葉を覚える必要はありませんが、自分のスイングのパターンを理解していただけたらと思います。






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