2016/10/12

バイオスイングダイナミクスの概要(5)-ヒップテストーインパクト時の下半身の動き

今年は日本でバイオスイング・ダイナミクスのインストラクター向けトレーニング、アマチュアゴルファー向けバイオスイング・ダイナミクス・ワークショップを企画しています。開催に先立ち、バイオスイング・ダイナミクスに関して紹介しています。

インストラクター向けトレーニング、ワークショップともにまだ空きがありますので、ご興味がある方はこちらからご確認下さい。

インストラクター向けトレーニング
ゴルファー向けワークショップ

バイオスイング・ダイナミクスの3つのカテゴリーについてはこちらから
バイオスイング・ダイナミクスの概要(1)スイング軸(パワーの要素)
バイオスイング・ダイナミクスの概要(2)スイング・パス(正確性の要素)
バイオスイング・ダイナミクスの概要(3)レバー・デリバリー・アクション


バイオスイング・ダイナミクスのスクリーニングで、ヒップテストといって、インパクト時の下半身の動きを確認するテストがあります。






ボクシングのミットを使って確認します。
インパクト時にどのくらいお尻が回転しているかを見ています。


インパクトすることにフォーカスしてもらって、ゴルフスイングのことはあまり考えないようにしていただいてます。

結果は次の3つに分かれます。

1)お尻が少しだけ動いて踵が少しだけ動くタイプ






2)踵が半分くらい上がってお尻が45度くらい開いているタイプ




3)お尻が45度以上に動いて、踵のほとんどが上がってくるタイプ


バイオスイング・ダイナミクスでは、1)をスローヒップ、2)ミディアムヒップ 3)ファーストヒップと呼んだりしていますが、どれが良くて、どれが悪いということではありません!

個人の特性を確認しているだけで、どれも有効な動きです。

このヒップスピードは、スイング中の縦の動きに関係してきます。

スローヒップ(踵が少ししか上がらない)プレーヤーは縦に飛び跳ねるような動きが大きくなります

Lexi Thompson, Laura Davisは、飛び跳ねるような動きがゴルフスイングの中に見られますが、彼女たちはスローヒップだそうです。

もちろん、縦の動きはスイングパスによって異なります。

スイング・パスについてはこちらをご確認下さい。

同じスローヒップでも、スイング・パスがアンダーのプレイヤーと、オントップのプレイヤーだと縦の動きのタイミングが異なってきます。

また、ファーストヒップでも、オントップや、サイドオンのゴルファーは縦の動きが重要です。


ゴルフのスイングは3Dでスペースをスイングしています。横の動きが少なめの人は、縦の動きが大きくなります。

写真はジャンプスクワットのエクササイズですが、高くジャンプをするときは、足がまっすぐになっています。(つま先が開いてません!)




なので、スローヒップのゴルファーはつま先はあまり開かないアドレスが、ジャンプ(縦の動き)がしやすいポジションとなります。

ミディアムヒップは少し左(ターゲットの側の足)のつま先を開きます。ファーストヒップさらにそれよりもつま先開くと横の動きがしやすくなります。

あまり膝を開きすぎないように気をつけて下さい。膝が足のそとに出てしまうこともあります。

また、後ろの足はバックスイングの回転がしにくい人は少し開いていくとバックスイングの回転がしやすくなります。

開きすぎると、スウェイやスライドになりやすくなりますので、気をつけてください。

詳しくは是非、レッスンやバイオスイングダイナミクスのワークショップでご確認下さい!

お待ちしています!






0 件のコメント:

コメントを投稿