2016/10/11

バイオスイング・ダイナミクスの概要(4)ポスチュラル・リリース ースイングの縦の動きの使い方ー

今年は日本でバイオスイング・ダイナミクスのインストラクター向けトレーニング、アマチュアゴルファー向けバイオスイング・ダイナミクス・ワークショップを企画しています。開催に先立ち、バイオスイング・ダイナミクスに関して紹介しています。

インストラクター向けトレーニング、ワークショップともにまだ空きがありますので、ご興味がある方はこちらからご確認下さい。

インストラクター向けトレーニング
ゴルファー向けワークショップ

バイオスイング・ダイナミクスの3つのカテゴリーについてはこちらから
バイオスイング・ダイナミクスの概要(1)スイング軸(パワーの要素)
バイオスイング・ダイナミクスの概要(2)スイング・パス(正確性の要素)
バイオスイング・ダイナミクスの概要(3)レバー・デリバリー・アクション


ポスチャー(Posture) は、「姿勢」とか「構え」という意味ですが、前傾姿勢の構えのことをゴルフポスチャーといいます。

今までのインストラクションでは、スイング中フィニッシュまで「頭の位置が変わらない」(Stable Head)ということが多かったですが、バイオスイング・ダイナミクスでは、スイング必要な縦の力をうまく利用するために、頭の位置が変わってきます。

最初の前傾のポスチャーから、まっすぐなフィニッシュに向けて、頭の位置がだんだん変わってきます。(ポスチュラル・リリースと言っています。)

スイングは三方向で、縦 - 横 - 深さ があります。
このポスチュラル・リリースは、スイングパス、レバーデリバリーアクションに合う、縦の動きが関係してきます。

バックスイングのターンは深さの動き

トランジションから体重移動は、横の動き

インパクトからリリースは縦の動き
頭の位置が変わってきます!
体の動きはもちろんのこと、クラブヘッドもDown (ダウン↓ 縦の動き)Out(アウト↘(深さの動き)Through(スルー → 横の動き)と動くように意識します。

先週のトーナメントのときにグレッグ・ノーマンも話していましたが、パワーはグランドアップ(Ground Up)で、トップダウンではありません。

地面からの力をうまくボールに伝えていく必要があります。

それには、地面からの力を吸収して、伸び上がるような動きがスイングの中で必要になってきます。


ジャンプするようなイメージで縦に伸びて、クラブも手もまっすぐになります。

伸び上がる縦の動きは、スイングパスによって、異なってきます。

スイングパスによって、スイングしていくスペースの使い方が異なるからです。

自分のスイング・パス(前腕の使い方)を理解すると、クラブをリリースする方向、フィニッシュの形がわかります。


アンダーゴルファーはローテイト・イン・ポスチュラル・リリース



頭の位置はインパクト~リリースまで変わりません。フィニッシュで頭が高くなってきます。
フィニッシュはターゲットの正面。


サイドオン・ゴルファーは、ポストアップ・ポスチュラル・リリース

サイドオンゴルファーは、下にターゲットラインより外に(右斜め45度)クラブをリリースしていくイメージ。カウンターフォースを利用します。頭の位置はインパクト~リリースで高くなり、フィニッシュでさらに高くなります。
フィニッシュでは、ターゲットの左に向くまで振り切っていく。右肩が高くなるフィニッシュ。


オントップ・ゴルファーは、スタンドアップ・リリース


オントップゴルファーはクラブを下向きに動かしていくので、クラブが抜けるスペースを作るために、インパクトからすぐに、頭の位置が高くなってきます。
フィニッシュはターゲットの正面。


スイングパスを、確認することで、どの方向にクラブをリリースして、フィニッシュしていくか、また、縦の動きを使うために、どの時点で、頭の位置が高くなっていくかがわかります。


言葉は覚える必要はないですが、自分の動きを理解していただきたいと思います。

ご不明な点はレッスンでご確認ください。
一番効果的なパワーの使い方がわかりますよ。
お待ちしております。




こちらのビデオでも、バイオスイング・ダイナミクスの概要を確認できます。




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